「君と見上げる月…🌛」
君と二人で見上げると、いつもより月が綺麗に見えるよ。
夏目漱石が「I love you」を「月がキレイですね」って訳した気持ちがわかるよ。
綺麗、愛しい、でも少し切ない。
君とこの景色を、この気持ちを共有出来る幸せを、噛み締めたい。
「空白」
この心の空白は、どうやったら埋まるのだろう?
貴方を失ったその日から、私の心にはぽっかり穴が開いて、そこから日々の感情が溢れ落ちてしまう様になった。
本当なら「楽しい」とか、「嬉しい」とか、そう思える瞬間ももっと沢山ある筈なのに、何をしても、何を見ても、何を聞いても。
全てが貴方に繋がって、ただ切なく、哀しくなってしまう。
きっと、この穴から零れ落ちた物の中には、友達からの優しさとか、大切な物も沢山あるのに、今の私は空白が大きすぎて、大切な物が見えない。
いつか、この空白は埋まるのだろうか?
何が、この空白を埋めてくれるのだろうか?
わからない。
わからないけど、今のマス私に出来る事は、だた毎日を生きて、周りの人の温かさもキチンと感じて。
いつか空白のスペースに一歩踏み出す為の力を溜めて。
そうやって、生きて行くしかないから。
「台風が過ぎ去って」
娘が朝からバタバタと登校準備をしている。
毎朝の事だから、所要時間も手順も解ってる筈なのに、毎朝バタバタとしてる。
そして、バスの時間ギリギリになって走って家を出る。
何ならたまに乗り遅れて戻ってきて、「ゴメン、バス乗り遅れたから送って行って……」と、そんな時だけは殊勝な顔をしてる。
そして、娘が出た後の家の中は、まるで台風一過。
出した物は出しっ放し、物はその辺に散らかって、スリッパも、「一体どう脱いだらこんな形になるんだ?」と思う様な形で置いてある、と言うか落ちてる。
服も、脱いだ形のまま抜け殻の様に落ちてる。
毎日そんな景色を見ながらイライラして、でも考える。
この子がいつか家を出て行くと、こんな日も懐かしく微笑ましく思う日が来るんだろうな、って。
とは言え、そんな時が来たらそれを味わえばいいだけで、とりあえず今は口煩くても、本人が困らない様に整理整頓を言い続けよう。
この子が私が居なくても生きて行ける様な大人に育てる事が、私の役目だと思うから。
「ひとりきり」
この世界に、私はひとりきり。
誰も私を気にかける事もなく、居ない人として扱われる。
声を上げても、誰にも届かない。
こんなんで生きてるって言える?
誰からも尊重されず、ただただ搾取されるだけの毎日で。
暴言を吐かれても、虐げられても、作り笑顔で誤魔化して、本当の気持ちを押し殺して。
我慢して、ただそこに居るだけの存在で。
いつから、どうしてこうなっちゃったんだろう?
多分、最初は人に嫌な思いをさせたくないとか、人に迷惑をかけられないとか、波風立てて喧嘩したくないとか。
そんな些細な、思い遣りだったり、当たり前のマナーだったと思う。
でも、それがいつの間にか、周りにとっては当たり前になり、私にとっては強迫観念の様になっていた。
でも、そんな不自然さは所詮続くわけもなく。
そもそも続かせるのがおかしい訳で。
そんなこんなで爆発して、今がこの状態。
バカみたい。
なんで私我慢してたんだろう?
そもそも何を我慢してたんだろう?
大事にする物と捨てる物を間違えて、今はこのザマ。
って思ったけど、実は今のこの状況って、よくよく考えたら最高じゃない?
私にとって要らない、捨てる方の奴らに居ない人として扱われても、困る事なくない?
むしろ寄り付かれるよりよっぽど良くない?
自分が好かれたい、認められたい人に存在を否定されたら苦しいけど、アイツらにそんな価値、ないよね?
逆にアイツらに認められる自分だったら、きっと私自己嫌悪でどうにかなっちゃう。
だから、きっと今が最高。
選ばされた「ひとりきり」でも、自ら選んだ「ひとりきり」でも。
決して悪くない。
むしろ、いい。
そして、そう言える自分を誇りたい。
「Red,Green,Blue」
一瞬「信号機?」と思ったけど、黄色がないから違う。
「色の三原色?」と思ったけど、同じく黄色がない。
「感情?」と思ったけど、私の勝手なイメージだけど、喜怒哀楽(黄、赤黒、深青、オレンジ)で、何か違う気がする。
そんな風に色々考えたけど、何かしっくりくる物がなくて、スッキリしないでいたら、やっと思いついた。
「自然」の、太陽、山、海(空)。
やっとスッキリ~と思ったけど、今気付いた。
土の茶色がない……
やっぱり何だかスッキリとせず、今も悶々としてます……