「遠くの空へ」
この空は、貴方が居る遠くの空に繋がっているのだろうか?
貴方に、会いたい……
「!マークじゃ足りない感情」
それはきっと、自分の理性では抑えられない程の気持ちなのだと思う。
驚愕、怒り、喜び、楽しさ。
いろんな気持が当てはまると思う。
でも、私の中では愛情とか悲しみは当てはまらない気がする。
どう違うのか、と言われると難しいんだけど、強いて言うなら、「強い」と言う形容詞が似合う感情には「!」は合うけど、「深い」と言う形容詞が似合う感情には合わない気がする。
そして、それらの気持ちの根底にあるものも、きっと何かが違う気がする。
あくまでも私の勝手な思い込みだけど。
「君が見た景色」
どこまでも続く海。
君もこの景色を見たのだろうか?
君の軌跡を辿って、僕は此処まで来たよ。
君と長い間を過ごして、そして初めての大きな喧嘩。
君は僕を試してるのか、行き先が解るようなヒントを残して、僕の元から去って行った。
探して欲しいの?追いかけて欲しいの?
それとも、本当にサヨナラなの?
もし本当にサヨナラなら、きっと君はヒントを残さず、探そうと思っても絶対に探せない所に行ってしまうと思う。
ヒントを、軌跡を残すと言う事は。
きっと、君の中にも僕への想いが残っていると信じて。
君の見た景色を追いかけるよ。
そして、君の笑顔に辿り着く。
ただいま?おかえり?
どっちかは解らないけど、君に又巡り会えた。
ここから又、始めよう。
「言葉にならないもの」
君を大切に思うこの気持ち。
君を守りたいこの気持ち。
君の幸せを願うこの気持ち。
言葉にすると、何だかありふれたものの様に感じるけど。
でも、それぞれがそれぞれに想う気持ちは、ただただ尊く、美しい。
言葉に出来るけど、言葉にならない、この想い。
とても大切な、それぞれの想い。
「真夏の記憶」
夏の記憶も、冬の記憶も。
春も、秋も、梅雨も全て。
私の記憶の中には、いつでも貴方が居る。
笑う貴方、怒る貴方、拗ねる貴方、悲しむ貴方。
働く貴方、遊ぶ貴方、歩く貴方、走る貴方。
友達と居る貴方、家族と居る貴方、彼女と居る貴方。
驚く貴方、戸惑う貴方。
叫ぶ貴方、逃げ惑う貴方。
そして……私に刺される貴方。
誰も知らない深い山中に埋まる貴方。
その貴方を最後に、新しい貴方の記憶は塗り替えられることはないけど。
でも、私はあなたを忘れないし、ずっとずっと今でも。
世界で一番貴方を愛してる。
彼女よりも、誰よりも。
だって、こんなに私のなかは貴方一色に染められてるの。
これまでも、きっとこれから先もずっと。
私の記憶の全てが貴方なの。貴方だけになるの。
この檻の中で、私は誰よりもずっと貴方を想い続けるの。