「波にさらわれた手紙」
貴方に伝えたい事がある。
でも、それは伝えられない。
多分、伝えてもどうにもならないから。
お互いに解ってる、でも、どうにもならない想い。
どうにもならないなら、いっそなくなればいいのに、それも叶わず。
どうにもならないから、伝えない方がお互い気づかないフリを出来るから。
でも、心から想いが溢れ出してどうにもならない。
だから、手紙に書いて海に流すね。
もしも誰かに届いたなら、その人が捨ててくれればいい。
手紙を読んで笑ってもいい。
ただ、溢れた気持ちを、どうにかしたいだけだから。
※今の時代は手紙を流すと「環境破壊」「不法投棄」ですので、流したら駄目です。昔は遠い海の向こうの誰かに、ってあえて流す事もあったのに。当たり前の事かもしれないけど、ちょっと寂しい気もします。
「8月、君に会いたい」
8月が来ると、君の事を思い出す。
少し子供っぽくて無邪気な君。
くるくると変わる表情、裏のない言葉、曇りのない笑顔、打算のない善意。
今まで僕の周りには仮面を被った、大人ぶった、善人ぶった人しか居なかったから、とても驚いた。
君の全てが僕にとっては新鮮だった。
そして、君のおかげで少し世の中の見方が変わった。
僕が疑っていた偽善の中にも善意はいっぱいあったし、言葉の裏も、相手を思い遣るが上の物もある事を知った。
世の中が汚れていたんじゃなくて、裏切られて傷付いた僕が、もう二度と裏切られたくなくて勝手に裏を読んで、疑って、悪く受け止めてた。
きっとあのままだったら、僕はとんでもなく嫌なヤツになってたと思う。
そして、寂しいヤツになってたと思う。
君が、僕に気づかせてくれた。
君が、僕を変えてくれた。
君はもうこの世界には居ないから、もう二度と君に会う事は出来ないけど。
でも、君と出会った8月になると、よりいっそう君に会いたい気持ちが溢れる。
君に会って、お礼を言いたい。
君に会って、まだまだ学びたい事もいっぱいある。
でも、それはもう無理だから。
だからせめて、君が教えてくれた事を忘れずに、この胸に君を抱いて生きて行く。
それが、君が生きた証になると思うから。
君の善意の欠片を、この世界に残し続けたいから。
「眩しくて」
陽射しが強い季節で、普通にしてても世の中が眩しい。
目を見開いて歩くのも辛くて、自然と少し薄目になる。
そんな中、君が居ると余計に眩しく感じる。
きっと僕の大好きフィルターがかかってるんだと思うけど、でもホントに眩しいんだよ?
そんな君が大好きだよ。
「熱い鼓動」
私の耳元で、貴方の熱い鼓動が聞こえる。
速いリズムで、忙しない。
でもきっと、私の鼓動も同じ。
2人で同じ気持ちを共有出来てる証拠だね。
時間が経つにつれて、きっとことドキドキは少しずつ他の気持ちにカタチを変えて行くのだろうけど、お互いに思い遣る気持ちは変わらずに居たい。
この熱さが温かさに、ぬくもりに変わる頃には、きっと2人の関係性も今より進んでると、信じたい。
「タイミング」
昔はよく「結婚は勢いとタイミング」って言われてた。
私はずっと結婚願望もなくて、むしろしたくないと思ってたし、プロポーズされてもいつもはぐらかしてばかりだった。
たから、まさかそんな自分が結婚するかどうかで悩む日が来るとは思ってなかった。
で、勢いもないし、これはやっぱり止めるべきやな、とか思ってたんだけど、友達に「いやいや、この年になると勢いはもうないから、タイミングだけやよ?あんだけ結婚嫌がってたのに即お断りじゃなくて悩む位やし、今がタイミングなんじゃない?」って言われて、何か妙に納得出来て、結婚決めちゃってた。
それが正解かどうかは今でも自信はないけど、いやむしろ失敗か?と思う時も多いけど。
でも、小生意気だけど可愛い娘に恵まれ、旦那にも不満はあるものの、それはお互い様だろうし、まあまあ良しとしよう。
ってそう思うとホント、人生においてタイミングつて大事だと思う。
今じゃなくてもいい事、今じゃないと駄目な事。
いつでもいいけど、今がベストな時の事。
色んなタイミングを見逃さず、少しでも人生がより良い物になる様に、キチンと目を開いて、周りを見ていきたいと思う。