「巡り逢い」
貴方と出会えた事も、別れた事も、又巡り逢えた事も。
全てが偶然だったのか、必然だったのか、運命だったのか。
私にはそんな事は解らないけど。
でも、貴方が大切で、愛おしくて。
この気持ちはきっと本物だと思う。
だから、貴方と出逢えた、巡り逢えたこの奇跡を、感謝している。
「どこへ行こう」
どこへ行こう?
誰も居ない所に行きたい。
もう疲れたよ。
いつも私ばっか一生懸命で。
私ばっか家事も育児も全部して。
俗に言う見えない家事や学校関係の事、地域の役員、人付き合い、親の介護。
もう、ホントに疲れた。
もう、これ以上抱えきれない。
もう、私にはキャパオーバー。
でも、貴方は今まで通りで何一つ変わらず。
ただ仕事だけしかせず、結婚前と何一つ変わらない生活を続けてる。
そして、仕事しかしてないのに偉そうで、思い遣りもなくて。
私に対してだけなら許せるけど、子供に対しても同じ態度で、愛情が感じられない。
貴方は幾つになっても、自分が一番可愛いの。
大切なのは、自分だけなの。
それが分かるまでに私は長い時間を費やしてしまった。
ホントに、無駄な時間過ごしたと思う。
そして今、疲れ果てた私が居る。
ホントにどこかへ行ってしまいたい。
誰も居ない場所へ。
全てを放り出してしまいたい。
貴方の、脱け殻となった肉体も、血みどろの包丁も、全てを投げた出して、どこかへ行きたい。
「big love!」
ありきたりですが、「大きい愛」と言ったら、まず母の子に対する無償の愛が思い浮かぶ。
そして、それが思い浮かぶ様に、女手一つで私に愛情をいっぱい注いで育ててくれた母に、心の底から感謝する。
もっと早くに気づけば良かった。
そうしたら、もっと沢山話が出来たのに。
もっと側にいられたのに。
もっと親孝行も出来たのに。
気づいたのが遅すぎて、満足に恩返しも出来なかった。
だから、悔いは残るけど。
でも、その分、だからこそ。
毎日を精一杯生きていく。
きっとあの母なら、私が幸せになる事が一番嬉しいだろうから。
だから、幸せに生きて行く。
それが、今の私に出来る、唯一の親孝行だから。
「ささやき」
悪魔のささやきが聞こえる。
「今日だけ。今日は特別だから。明日から又頑張ればいいから。ねっ。」
そして又私のダイエットは失敗に終わる……
「星明かり」
この星空の下で、星明かりの中、貴方に愛を囁く。
誰も居ない森の中。貴方と私の2人だけ。
人工の光はなく、月と星の光だけで。
お互いの顔も表情もハッキリとは見えないから、その分普段は照れくさくて言えない様な言葉でも言う事が出来る。
「愛してる」なんて、顔が見えたら照れくさくて言えない。
「ホントに2人きりだね。何だか幸せだね」そんな些細な事さえも、普段の私なら貴方に言えなかった。
だから、こんな星明かりの下で、夜の暗さに紛れて、そっと気持ちを告げる。
馬鹿みたいだね、私。
もう貴方には聞こえないのに。