「好きだよ」


君の笑顔も、怒った顔も、困った顔も。
君の声も、髪も、仕草も。
君の知性も、考え方も、生き方も。

君の全てが好きだよ。

頑張ってるところも、強気なのに泣き虫なところも。
無駄にも思える位正義感の強いところも、責任感の強いところも。

しっかりしているのにどこか抜けているところも。
時々信じられないくらい天然なところも。

寛大なところも、狭量なところも。
短気で怒りっぽいところも、慌てん坊で勘違いするところも。
そうかとおもえば、気が遠くなるほど呑気なところも。

良いところも悪いところも含めて、兎に角全部の君が、好きだよ。

だから、君は今のままの、そのままの君でいて。
変に世の中に染まらず、君のままの君でいて。
僕はずっと、君を好きだから。
ずっと君の味方だから。

君がとても、大切だから。
ありのままの君を尊重しているから。

「桜」


何故桜はこんなに美しいのだろう？
沢山の花があるけれど、こんなにも日本人の心を惹きつけるのは、やっぱり桜が一番な気がする。
ホントは個人的にはもっと好きな花があったとしても、それでも「桜が嫌い」と言う人は少ない気がする。

パッと咲いて、パッと散る。
花の可憐さと、その可憐さに似合わない、散り際の潔さが心を惹きつけるのかもしれない。

そして、家の庭に咲く桜も、今年も美しく咲き誇る。
去年よりも、美しく、華やかに咲いた気がする。
薄ピンクの花が、いくつもに重なって、咲き乱れる。
優雅に、でも密やかに。
美しさを誇示しながら。
でも花の命は短くて。

根本に埋まっているあの人と同じ様に……

「君と」


君と過ごす時間が、一番の僕の幸せで、僕の元気の源だよ。
疲れてても、君との会話や君の笑顔で、癒されて疲れが引いて、元気がみなぎっていく。
そして、毎日こんな日が続くといいな、と思ったのが、プロポーズのキッカケだった。

そして、今日も又幸せな君との時間を過ごせている事に感謝している僕が居る。
一生、一緒にいようね。

「空に向かって」


空に向かって話しかける。
君はそこにいるの？
淋しくない？
お兄ちゃん達も一緒にいるの？

台風の日に捨てられてて、そこから家の子になって。
前から外猫だったお兄ちゃん達も、その時から一緒に家の子になったよね。

いつも3匹で一緒にいた。
喧嘩したり、お互いに猫パンチでじゃれ合ったり。
お互いに毛繕いもし合うけど、一番末っ子の君が一番皆の毛繕いをしてたよね。

お兄ちゃん達は一足早く空に逝ったけど、迎えに来てくれてた？
皆、怪我も病気も治った状態で、痛みや苦しみのない世界で、一緒にいられてるのかな？
そうだと、いいな。

こっちは淋しくて、毎日が悲しくて。
君の写真を見ては涙、お気に入りのぬいぐるみを見ては涙、お気に入りの場所を見ては涙で、涙が枯れる暇がないよ。

でも、君が、君達が家の子になってくれたおかげで、沢山の幸せを貰ったから。
そして、君達のあの呑気な態度やリラックス加減を見てたら、君達も幸せだったと信じれるから。

だから、待ってて。
いつか、私がその空に逝く時には、皆で迎えに来てね。
そして、君達の大好きだった抱っこやナデナデを、いっぱいさせてね。
ずっと、大好きだからね。

「はじめまして」


「はじめまして」って、生まれてきた君を見て思ったよ。
長い間お腹にいたけど、当り前だけど顔を見るのは初めてで、「小さっ」「これがお腹に居たんだ」「この足でお腹蹴ってたんだ」って。
よくわかんないけど、何か色んな気持ちが溢れた。
で、よくわかんないけど、泣くつもりなんてなかったのに、なんだか自然と涙が出て来たよ。

無事に生まれて来てくれて有難う。

私を選んで生まれて来くれたの？
ただ順番だったの？たまたま？
わかんないけど、でも、私の所に来てくれて、有難う。

生まれた後も、色々悩んだり辛かった事もあったけど。
でも、私を親にしてくれて、有難う。
私はまだまだ未熟で、今でも足りない事ばっかりで。
でも、自分一人の力でキチンとした大人になれるほ程の器がないから、君が私を大人に近づけてくれて、とても助かった。

君と一緒に居ると、沢山の初めてがあって、沢山の「はじめまして」がある。
驚く事も沢山、嬉しい事も沢山。

ホントに、私の所に来てくれて有難う。
これからも、よろしくね。