「終わり、また始まる」
終わった恋を嘆いても、どうしようもならない。
終わった恋は元には戻らないし、次の誰かを見つけるまでは、ずっとどこかで貴方を引き摺る。
でも、この想いも、いつかは風化する。
何度もそうやって恋を繰り返して、ここまで来た。
それは解っているけど、でも、今のこの気持ちはどうすればいい?
思い出の店を見て貴方を思い出す。
曲を聴いても、香りを嗅いても、似た声を聞いても、似た背中を見かけても。
全ての記憶が貴方に繋がっていき、ただ貴方だけをいつまでも求めている。探している。
今までは、割とすぐに次の恋が始まった。
でも今回は。貴方だけは。
忘れられない。終わらせたくない。終わりたくない。
苦しくても、貴方を想っていたい。
私が納得出来る、その日まで。
次の恋が始まる、その日まで。
初めての、忘れられない恋を、私が誤魔化せる様になるまで。
「星」
私にとっての「星(スター)」は、いつだって貴方。
世界で一番輝いている。
大好きだよ。
「願いが1つ叶うならば」
もし、1つだけ願いを叶えてあげる、と言われたら、何を願うだろう?
非現実的でもいいなら、妄想はどんどん膨らんで、結局万能な物を願うだろう。
でも、もし現実で何か一つ、と言われたら何を願うだろう?
私の一番の望みは今では娘の幸せで。
でも、それって誰かが望んで叶えてもらうのではなく、娘が自分で掴む物だと思う。
与えてもらった幸せも勿論幸せだけど、自分で手に入れる満足感とか充実感とか、それまでの努力によって身に付く能力とかを考えると、やっぱり幸せは自分で掴むに限る。
そう思うと、叶えたい願いは何だろう?
大きい事を考えれば、結局戦争がなくなればいい、とか世界平和とか、飢餓や貧困がなくなればいいとか、そんな事になる。
でも、人に欲がある限りそれは残念ながら叶わない。
だったら、もし。もし叶うならば。
小さな不幸や、事故や、天災が。
頑張ってる人や、人に迷惑をかけない様に気遣う人を、人に感謝出来る人を、避けて通ってくれればいい。
幸せは与えなくても、そうやって生きている人達は、きっといつか自分の力で幸せを掴めるだろうから。
だから、不幸を与えないで。
そして、理想論だけど。
そんな幸せの中で、人に優しく出来る人が増えていけば、少しずつ世の中は良くなると思う。
そして、利己的でホントに申し訳ないけど、そんな世の中なら娘を含めた私達の大事な人達も、幸せになり易いと思う。
そんな事を、夢見て。
そんな事を、願いたい。
「嗚呼」
嗚呼、なんて素晴らしいかな、我が人生。
振り返ると、それこそとんでもない事もあったけど、でも、今のこうやって生きていられるから、まぁ良しとしよう。
この先も、きっと嫌な事や困る事、悩む事もあるだろうけど。
でも。それでも。
生きていれば。笑えれば。前を向ければ。
それで、いい。充分。
どんな事があっても、今までの自分の人生を否定せずに生きてこられたから、素晴らしい人生だと思う。
関わった全ての人に、有難う。
「秘密の場所」
子供の頃、友達と秘密基地を作って遊んだ。
秘密基地と言っても、草や木を組んで、何となく箱物っぽく仕上げたただの空間で。
でも、それが又楽しかったなぁ。
大人になると自分の行動範囲で秘密なんてなくなるし、秘密にする必要性もないから、そういうドキドキはなくなった。
でも、今でも旅行に行ったり、初めての場所でちょっと秘密基地っぽい所を見ると、何だかちょっとワクワクする。
大人になろうが、何歳になろうが、そう言う遊び心とか、冒険心は持ち続けたいと思う。
だって、絶対そっちの方が人生楽しく過ごせるもん。
真面目に、キチンとするとこはキチンと押さえて。
で、遊ぶ所は精一杯遊ぶ。
一生懸命は良い事だけど、何処かに余裕を残して、楽しまなきゃ人生損だよ?
楽しもう。