「ラララ」
ついつい歌を口ずさみたくなるような、気持ち良く晴れた日。
朝から洗濯をして、真っ白なシーツを干す。
お陽さまの匂いの、シーツ。
家事ってホントに、面倒で、しなくても済むならしないでおきたいけど。
天気良いのに、家事なんてしないで遊びに行きたいとも思うけど。
でも、人として当り前の「生活をする事」をキチンとするのは、気持ちよ良い事で。
だから、どうせするなら、しなければならないのなら、歌でも歌いながら、楽しみながらしよう。
何なら少し踊ってもいい位。
どうせどう生きてもその人の人生の時間は同じなら、全てを楽しもう。
「風が運ぶもの」
私にとっては、今の季節に風が運ぶもの、といえばアイツしかいない……
辛い花粉症が始まる時期です……
でも草木や花にとっては必要なんだよね……
「question」
突然の貴方からの別れ話。
どうして?何で?
疑問が溢れ出る。
私の何が悪かった?
私の何処が気に入らなかった?
一生懸命尽くしたのに。
生活の中心を貴方にして、全て貴方の言う通りにしたのに。
何処を直せばいい?
貴方の言う通りにするから。
貴方の理想の女になるから。
だから、捨てないで。
別れたくないの。
……とでも言うと思った?
馬鹿じゃない?
好きとか嫌いとかは別としても、お互いに大人なんだから、相手に合わせるとか空気を読むとか、必要な対人スキルってあるでしょ?
自分ばっか好き勝手生きてて、彼女が全て合わせてくれるなんて夢見てんじゃないよ!!
「別れる」って言えば思い通りになると思った?
甘いんだよ。
もう、あんたなんか要らないよ。
一生そうやって生きていきな。
もうあんたは私の人生無関係なんだから、好きにすればいいよ。
私の見えない所で、私の知らない所で、好きな様に生きていけばいい。
大丈夫、心配しないで。
ヤケを起こしてるんじゃないから。
ほんっとに、心の底から、もうあんたの事がどうでもいいの。
ホントに要らないの。
だから、私の前から、1秒でも早く、消えて。
「約束」
世の中の約束の内、一体どれだけが守られているのだろうか?
約束を破った、破られた、反故にされた。
よく聞く話で、決して珍しい訳では無い。
そう考えると、貴方と私の約束も、守られなくても仕方がないのかもしれない。
そうとでも考えないと、やり切れない。
この気持ちの、持って行き場所が、ない。
そうやって、あの日の約束にいつまでも縋っている私を、自分自身で納得させて。
心の何処かで「誤魔化しだ!!」そう思いながら、でも、そう思い込むしか私には出来ないから。
「ひらり」
ひらりひらりと雪が舞い落ちる。
髪に、肩に、指に、地面に。
落ちた瞬間に溶けてしまう。
儚い、一瞬だけの美しさ。
貴方と私との関係もそうだった。
儚い、短い煌めき。
それでも。
雪や花火が一瞬でも美しい様に。
私と貴方も、一瞬だったけど、お互いに精一杯だった。
雪や花火の様に、その時に出来る一生懸命で輝いていた。
今はもう、遠い昔の話だけど。
でも、精一杯生きた、愛したあの日を、私を、貴方を。
私は一生忘れない。