「帽子かぶって」
小さい頃から、あまり帽子を被る事がなかった。
何故なら、似合わないからっ!!
でも、帽子は嫌いじゃなくて、お洒落で被りたいと思ったけど、まぁビックリする程どんな形やタイプもしっくり来ない。
街で見かけるニット帽が似合う人とか、凄く羨ましいかったなあ。
今でも帽子は似合わないままだけど、逆にうんと年を重ねると、似合う様になるかも、と言う期待を抱きながら、日々過ごしてます。
いつか、ニット帽とか、ちょっとお嬢っぽい麦わらとかを被ってお出かけしたいな。
「小さな勇気」
クラスの虐めを諌める勇気。
多数の人が間違っている時に、少数の「正しい」を言える勇気。
絡まれている人を助ける勇気。
喧嘩を止める勇気。
他にも勇気がいる事は沢山あるけど、意外と大きい思い切りが必要で、気持ちがあってもなかなか踏み込めない。
それが正しいと解っていても、勇気が出なかったり、自分に火の粉が飛ぶのが嫌で、声を上げられない。
でも、もし小さな勇気でいいなら。
全員が大きな勇気を振り絞らなくていい。
一人一人は小さな勇気でも、皆が少しずつそれを出し合えば、結果大きな勇気になる。
よく言われるけど、人が襲われている時に、一人だとなかなか助けに入れないけど、何人かが助けると、助けに入る人が格段に増えて来る。
皆、自分は守りたい。
でも、正しい事もしたい。
けど、一人は怖い。
だったら、皆で声を上げよう。
皆で手を出そう。
皆の小さな勇気が、少しずつ世界を良い方向へ向けていけるから。
私の力も、貴方の力も。
みんなの力は、小さくないよ。
何故なら、力を合わせる事が出来るから。
「わぁ!」
わぁ、今日も可愛いね。
いつも君は、どうしてそんなに可愛いんだろう?って、不思議に思う位、可愛いよね?
きっと、それは彼のおかげなんだよね。
彼と居る時の君は、いつも以上に輝いてて、可愛くて。
そのクセ、ちょっとドキッとする位に色っぽい瞬間もある。
いつの間にか、大人になって、それが嬉しくも淋しくもある。
いつもの事なのに、僕は君を見る度に驚かされて、感心させられて。
それは僕の存在なんか全く関係なくて、あくまでも彼のおかげで、彼の為で。
でも、それでいい。
君が幸せで、笑って、輝いて居られるなら。
そんな君を、陰からでも見守る事が出来るなら。
って言うか、早くに逝ってしまった僕には、可愛い我が子を、こうやって陰ながら見守る事しか出来ないけど。
親の欲目だと分かってるけど、僕にとっては君は、世界で一番可愛い子だから。
そして、こうやって見てると、彼も本当に君を大事に想って居てくれるし、とてもいい人だと分かるから。
だから、このまま、いつも僕が驚く位、可愛い、幸せな君で居て。
僕の事なんか思い出す暇もない位、毎日幸せで、輝いていて。
君の幸せが、僕の幸せだから。
「終わらない物語」
今日が、貴方との最後の日。
昨日まで当り前だった日々が、景色が、生活が。
私の物だった、笑顔が、声が、腕が、貴方が。
どう足掻いても、全てが終わってしまう。
貴方との日々が、終わらない物語だったら良かったのに。
終わる物語だったとしても、ハッピーエンドなら良かったのに。
ただ、淋しい。哀しい。
「優しい嘘」
「貴方なんて、大嫌い」
初めて貴方についた、嘘。
貴方の気持ちが、既に彼女に移ってる事は知ってる。
でも、優しい貴方は、私に言い出せない。
だから、私から言い出さなければ、きっとこのままで何となく居られる。
でも、それで私の悲しみは癒される?
貴方の心は、ここにないのに?
貴方も、彼女も、私も、誰一人幸せになれないのに?
貴方と、笑い合いたかった。
貴方と歩みたかった。
貴方と、時間を紡ぎたかった。
でも、それは2人の心がここにあるからで。
心もないのに、そんな事をしても、ただただ辛くなるだけ。
実際に目の前に貴方が居ない寂しさと、目の前に貴方が居るからこその寂しさと。
一体どちらがより寂しいのだろうか。辛いのだろうか。
でも、もしかしたら。
又一緒の時間を過ごす内に元に戻れるかも、とか。
色んな事をつらつらと考えて。
そして出した私の答え。
私は、人の気持ちを大事に出来ない人にはなりたくない。
自分の好きな人を、苦しめる人にはなりたくない。
「頑張ったね」って、自分を褒められる自分で居たい。
そして何より。
貴方に幸せで居て欲しい。
貴方に、笑顔で居て欲しい。
だって、貴方が大好きだから。
だから。
「貴方なんて大嫌い。」
心おきなく彼女の所に行って。
私から別れを言い出したんだから、気にしないで。
彼女の元に行って、心からの笑顔を見せて。
ねぇ。
貴方はいつも笑っていて。
私は、その笑顔に何度も救われたのだから。
貴方はいつも幸せで居て。
私は、貴方に幸せを沢山貰ったから。
私は、貴方の優しさに、沢山の事を教わったから。
だから、私に出来るただ一つの事。
優しい貴方の為に、優しい嘘をつかせて。