NoName

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2/20/2025, 6:36:35 PM


「〇〇、映画見に行こう!友達も誘ったんだけどホラーだから
〇〇にしか頼めなくて!!」

「いいよ、いこう」

私の提案で君と映画を見に行く

誘うのはいつも私

当たり前だ

だって私の片思いだから

私は元々男子と話すのが苦手で

今でも仲のいい男子は限られている

私と映画を見に行ってくれる君は気づいているのだろうか?

友達も誘ったけど断わられたっていうのは嘘だってこと

元々君と見るつもりだったこと

君に会う為だけに服を買って

やったことの無いメイクも勉強しているということ

でも全くそんなことを気にしていないであろう君に

私は少し悲しくなったが気づかれても困るという

複雑な気持ちになった


毎回誘ったら来てくれるのは…

期待してもいいのだろうか

そんな事を考えながら

今日も君と一緒に映画を見る



【ひそかな想い】

11/26/2024, 5:28:24 PM

君と話しているとじわじわと体温が上がってくる
冬なのに体はぽかぽかする

「お前顔赤くね?」

じっと見つめてくる君

また体温が上がりそうだ
急いで私は言う

「…微熱かも」

この体温のあつさはきっと熱だろう

そういうことにした

【微熱】

10/29/2024, 2:40:10 PM

時刻は夜の10時

「部活疲れた…ほんとしんどい…死ぬ」

これからお風呂やご飯も食べないといけないのに体が動かない

「最悪…」

こんなことなら
部活なんて


「…入らなければよかった」












「〇〇はなんの部活入るのー?」

「うーん…まだ決めてないかな〜」

「じゃあ一緒に見て回ろう!」

友人の提案で学校を回り、一通り部活を見学することにした

廊下を歩いていると吹奏楽だろう、
軽やかな音楽が聞こえてくる

友人は私より先を歩いており何かを見つけたようだ

「〇〇!これみて!イラスト部らしい〜!」

友人はイラストを描くのが好きで上手かったので
興味を惹かれたらしい

私はというと
ふと窓を見る

【剣道部】と書かれた看板があった

「(剣道部か…授業で少しだけやったけど…全然わかんないな)」

友人が私を呼ぶ声がする

「…わかった!今行く〜!」

(…まぁ剣道部入ったとしても私初心者だし笑
疲れるしいっか笑!)


そしてその友人と共にイラスト部に所属することになったはずだ


剣道部で仲良くなった大多数の友達とは話すこともなく
関わりもなく、その後を過ごすだろう

合宿で皆と辛い稽古をして励まされて乗り越えたのも
深夜のコンビニも
沢山出来たマメも
アザだらけの腕も
面白い同級生も
全ての思い出を経験せずに卒業することになる

そして、私の学校生活を変えてくれた君とも出会うことがなかっただろう






そこまで考えて思考をストップさせる

「………」

私は直ぐにお風呂に入りご飯を食べる

しっかり寝ないといけない

明日も朝練がある

もちろん放課後練も

きつい稽古が待っている

でも私は大丈夫だ

私がきつい時、励ましてくれる友達がいるから

「おやすみなさい」

独り言を呟いて私は眠りに落ちた




9/9/2024, 3:20:49 PM

君から貰った全部が世界に一つだけの特別なもの

9/9/2024, 9:52:54 AM

胸の鼓動がうるさくなる時は
先生に指された時と
君と話している時

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