NoName

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10/29/2024, 2:40:10 PM

時刻は夜の10時

「部活疲れた…ほんとしんどい…死ぬ」

これからお風呂やご飯も食べないといけないのに体が動かない

「最悪…」

こんなことなら
部活なんて


「…入らなければよかった」












「〇〇はなんの部活入るのー?」

「うーん…まだ決めてないかな〜」

「じゃあ一緒に見て回ろう!」

友人の提案で学校を回り、一通り部活を見学することにした

廊下を歩いていると吹奏楽だろう、
軽やかな音楽が聞こえてくる

友人は私より先を歩いており何かを見つけたようだ

「〇〇!これみて!イラスト部らしい〜!」

友人はイラストを描くのが好きで上手かったので
興味を惹かれたらしい

私はというと
ふと窓を見る

【剣道部】と書かれた看板があった

「(剣道部か…授業で少しだけやったけど…全然わかんないな)」

友人が私を呼ぶ声がする

「…わかった!今行く〜!」

(…まぁ剣道部入ったとしても私初心者だし笑
疲れるしいっか笑!)


そしてその友人と共にイラスト部に所属することになったはずだ


剣道部で仲良くなった大多数の友達とは話すこともなく
関わりもなく、その後を過ごすだろう

合宿で皆と辛い稽古をして励まされて乗り越えたのも
深夜のコンビニも
沢山出来たマメも
アザだらけの腕も
面白い同級生も
全ての思い出を経験せずに卒業することになる

そして、私の学校生活を変えてくれた君とも出会うことがなかっただろう






そこまで考えて思考をストップさせる

「………」

私は直ぐにお風呂に入りご飯を食べる

しっかり寝ないといけない

明日も朝練がある

もちろん放課後練も

きつい稽古が待っている

でも私は大丈夫だ

私がきつい時、励ましてくれる友達がいるから

「おやすみなさい」

独り言を呟いて私は眠りに落ちた




9/9/2024, 3:20:49 PM

君から貰った全部が世界に一つだけの特別なもの

9/9/2024, 9:52:54 AM

胸の鼓動がうるさくなる時は
先生に指された時と
君と話している時

12/17/2023, 12:57:14 AM

「頭痛いので休みます」

部活のグループLINEに一通のメールがきた

初見なら普通に風邪で休みなのかと思うが、

1年アイツと過ごしてわかった

「絶対仮病じゃん!!!!!!」

はぁーー… とため息をつく私

なぜなら今日から部活の強化練習なのだ

「アイツやってんなぁ…」

一人愚痴をこぼし、部活に行く準備をする

アイツがいなくても部活は普通にある

アイツがいなくても普通に世界はまわる

でもちょっとだけ寂しい気がするのは、

気のせいだろうか

12/16/2023, 5:46:15 AM

去年の雪が降った日、学校帰りに
君と一緒に雪合戦したのを覚えてる
手が赤くなっても私は意地でもやめなかった
雪合戦をやりたかったからじゃないよ
君がいたからだよ

今年も雪は降るだろうか

また 君と一緒に雪合戦できるだろうか

「…そんなことする歳じゃないか……」

今日も私は天気予報を見る

いつか降る雪を夢見て。

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