【行かないで】
目の前に無くなってしまった彼女がいる。
話しかけても返事をくれない。
あれ、離れていく。
「待って待ってよ。置いてかないで」
なんで、なんで行っちゃうの?まってよ、置いていかないで
〝行かないで〟
ここで目が覚める。あぁ、と今日も思う。
〝また夢か〟
【どこまでも続く青い空】
高いビルの上。ビルの屋上の、フェンスの向こう側。
そこに君は立っていた。
「もう、疲れちゃった、ごめんね、、、」
彼女はずっといじめられていた。僕は助けたりいじめを忘れられるよう協力したりしていた。
きっと〝ごめんね〟は申し訳なさから来るものなのだろう。
〝ごめんね〟と言うのなら死なないでくれよ、せめて。せめて〝ありがとう〟と言ってくれ。
待って、待ってくれ、行かないで、、、
「お願いだ!考え直してくれよ!お願いだから、、、」
と、何度も伝えたが彼女が頷くことは無かった。
ただ、彼女はずっと「ごめんね、ごめんね、」と呟き、最後に「ごめんね、今までありがとう」
と言って落ちてしまった。
フェンスの向こうに伸ばした手の先には誰もいなかった。
僕の手はからぶるばかり。
僕は泣き叫んだ。そして、空を見た。
目の前でなくなってしまった彼女の名は空野葵。
空は、彼女のように、綺麗な青色だった。
綺麗な綺麗な空。
〝どこまでも続く青い空〟
衣替え
「寒ぅー!半袖はもう寒いわぁ」
「それなぁ、うちはもう衣替え終わったー」
「あっっつ!もう長袖むり!」
「わかるぅまじ暑いよね、衣替えしなきゃ」
こんな会話をすると〝あー夏だな〟〝もう冬か〟と私は思います。
私は衣替えをするとき、夏はやだなぁ、この服しまいたくないな、など様々な事を考えます。
もう、夏が終わった。衣替えと一緒に夏の大切な思い出を胸にしまって、新しい冬の思い出を作ろう。
さぁ!冬が始まる!
今年の冬はどんな思い出をつくって、どんなことを経験して。何をして楽しもう?
忘れたくても忘れられない
ピーピーピー
彼女が亡くなった。ある、寒い冬の出来事だった。
死因は交通事故。運転手の居眠り運転が原因だった。
今まで付き合った人とは違い、結婚まで話していた彼女で、彼女の事を考えるだけで幸せだった。
目を瞑るだけで蘇ってくる。
彼女の笑顔が、笑う姿が、どんな姿も。
でも、目を開けてしまうとそこには誰もいない。
彼女が亡くなってから、数十年がたった。
けれど、まだ、このキズは癒えていない。癒えることは無いだろう。
新しい人と付き合っても、すぐ彼女のことを思い出して別れてしまう。
“忘れたくても忘れられない”
だから、彼女の事を胸にしまって生きていこう。
やわらかな光
早起きするといい事がかあったりする。
例えば綺麗な朝日を見れたり。
朝の綺麗な空気を吸うのも好きだ。
だから早起きをする。あぁ今日も朝日が昇ってきた。
やわらかな光が私を照らす。
さぁ、今日も頑張ろう。