君と見上げる月
暗い空を太陽のように照らす満月
木の影も君の影もはっきりと見えて、街灯のないころはこんな月明かりで外を歩けていたんだろうな。
「月探検にいこうか?」
小さな君の手を引いて、満月の夜に繰りだす。
田んぼの真ん中を歩き、さらに街灯のないところへ。
「お母さん、月眩しいね!」
君の大きな目に、月が映る。
小さな手が月をつかもうとする。
「お団子買わなきゃね」
「そうだね、来月の満月の日はお団子持って月探検に
行こうか」
家に戻り、すやすやと眠りにつく君。
さっき君と見上げた月は、カーテンの下から君の寝顔を照らしているよ。
空白
1日中ぐるぐる考えているけど
何もしなかった日
体は空白だらけだけど、頭の中には隙間がない
動かないといけないと分かってはいるけど
動かない体
一体、この体の主はだれなんだ?
赤 緑 青
赤
血液の色は赤なんだと思う。
どくどくどくどくと流れているんだと。
誰がつけたか知らないが赤という文字。
それを赤と思う私。
例えば怪我をした時、自分がどんな色を出しているのか見てみるといい。
赤っていうだけで、攻撃性が増す。
不思議で強い色。
緑
バスでぼけっと外を見てると、新緑の緑がわからなくなる。
あれ、白いよね。朝日が当たると緑か?と言われるとわからなくなる。
とりあえず光った緑。絵を描く人の意見を聞いてみたい。
青
大好きな色。空、海、青。
漢字だけでも美しい。
そこには憧れしかなく、青い人になりたいとさえ思う。
ブルーマンではない。
ただ。あの青い空に青い海に憧れている。
そんな生き方をしてみたい。
フィルター
フィルターを通せば世界はまるい。
あの人の言葉は少し優しく
あの人のわがままは少しかわいい
だけど1人になると、フィルターが必要なくなって私の眼は直接見る。
ビビッドカラーの世界はパキパキしていて、甘ったるい世界にいたらダメだよと教えてくれる。
ふわふわしたフィルターの世界
パキパキの自分の世界
どっちにいても自分は変わらないはずなのに
人は優しい方にいたいと思うんだな。
今日の夕焼けはビビッドカラー。
どちらを選ぶかは自分次第。
仲間になれなくて
仲間になれなくて
やりたくないドッジボールをやってみる
それでも仲間になれなくて
人数足りないからと誘われたらサッカーもやってみる
まだ仲間になれなくて
土曜日の秘密基地探しに参加してみる
やっぱり仲間になれなくて
好きでもないキャラクターを可愛いとか言ってみる
今なら言ってあげられる。
無理して仲間にならなくていいんだよ。
自分の好きなことが分からなくなるくらい、人に合わせなくたっていいんだよ。
図書館へ行って、本を借りておいでよ。
君がやりたい事を、思いっきりやりなよ。
仲間ってなんなんだろ。