10/23/2023, 10:08:19 AM
この空の下に、おまえがいる。離れていても。
そう思って過ごさないと、辛くなる。
記憶を失ったおまえは、俺のことも忘れた。
俺には、守れなかったんだ。ざまあねぇ。
おまえの隣にいられなくなった俺は、恋人だったわずかな時間を忘れられずにいる。
10/22/2023, 10:06:34 AM
冬の足音がする。
セーターやダウンを発掘した。
寒くなると、人恋しくなるように思う。
『会いたい』
おまえにメッセージを送る。
『今から行く』と、返信がきた。
オレのせいで、過保護になっちまったな。
10/21/2023, 10:13:37 AM
ずっと、ずっと、叫んでいる。
ゆるさない。ゆるさない。ゆるさない。
世界に呪詛を吐き続けた。
どうして、オレの方を消さなかったんだ?
ゆるせない。ゆるせない。ゆるせない。
悪夢から、目を覚ますと、おまえがオレの頭を撫でていた。
その手を握り締め、すがり付く。
おまえは、オレを置いて行くなよ。
10/20/2023, 11:51:10 AM
オレが、なんとなく言ったことを、仲間たちはすぐに実行に移してくれる。
今回は、「海行きてぇな」という呟きが拾われ、海近くの旅館に一泊することが決まった。
夜中、窓際に椅子が置いてある謎のスペースで、オレとおまえは煙草を燻らせる。
何も話さなくても傍にいられるようになったのは、おまえのおかげだ。ありがとう。
10/19/2023, 10:11:07 AM
かけ違えたボタンを直せないまま、時が過ぎていく。
大学でも、仕事でも、オレたちは会わない。オレが避けてるからだ。
子供っぽいな。バカみてぇ。
謝ったら、おまえはオレを赦すんだろう。だから、謝れないでいる。