7/15/2023, 10:06:55 AM
「別れよう、オレたち」
それを聞いた時、いつものマイナス思考からくる一時的なものだと思った。
でも、違った。
「オレ、もう一緒にいられないんだ」
ドクターストップ。おまえは、そう言った。もう、兵士でいられない、と。
「記憶、消した方がいいだろうって」
それは、俺との繋がりを断つに等しい。
「だから、さよなら」
無理に笑おうとしたのか、下手くそな笑顔で俺に告げた。
7/14/2023, 10:06:24 AM
手を繋ぎ、夜の海にいる。
ザブザブと、深くへと入って行く。
ふたりとも、けらけら笑っている。
そして、全身が海に沈んだ。
朝、目を覚ます。バカみたいな夢を見ていた。
おまえが、オレと死んでくれるはずないのに。
7/13/2023, 10:28:54 AM
昔、自分に貼ったレッテルは、「劣等生」。
なんにも出来なかったから。
結局、色々出来るようになった今でも、優越感は得られない。
それでも、自分のことは好きだし、否定はしないが。
だけど、月明かりがなかったら、今頃どうしてたかな?
首吊り縄が、頭に浮かんだ。
7/12/2023, 10:08:28 AM
これからも、あたしは静観し続ける。あの男と、その恋人のことを。
あたしは、ユーレイ。守護霊でもなんでもないけど。
あの男は、ずっとずっと素直じゃない。でも、段々変わってきた気がする。
自罰感情と自己嫌悪で、がんじがらめだったのに。「自分のことが大好き」を真にした日から、変化の兆しがあった。
よかったね。ざまあみろ。
7/11/2023, 10:08:17 AM
『さよなら』と、メッセージがひとつだけ残されていた。
恋人が、突然いなくなった。警察も動いたが、見付からない。煙のように消えてしまった。
煙に巻くのが得意だからって、そりゃねーだろ。
さよなら? 勝手なこと言いやがって。
ゆるせねぇ。
見付けたら、一発殴らせてもらう。