日の出
意識がゆっくりと浮かび上がり目を開くと、カーテンの隙間から日の光が差し込み始めたのに気が付く。床を照らすそれに誘われるように布団から出ると体中が一瞬で冷たさに覆われて、すぐさま布団に戻りたくなったが、私は手を伸ばしてカーテンを少し開けた。見慣れたはずの町が光に包まれ、少しだけ美しいと感じている自分がいるのに気が付き、なぜだが泣き出しそうになった。
新しい年を迎える度に、感情が薄れていく気がして怖かった。このまま私は消えてしまいそうで、だからこそ、日常の一コマに心が動いた事に安心したのだ。
――私はまだ、生きていた。
日々家
良いお年を
※雑談。まとまりがないです。
年末と言われても特に何とも思わないのは、きっと区切りが無くなったからなんだろうなと思いながら、年越しそばを食べました。
区切りというのが、入学式やら卒業式やらそんな行事ですね。働くとそういうものが無くなって、日々がただ繋がっているように感じます。時間に溶けてる、そんな変な感覚。
話は変わりますが、書く習慣を始めてから長い時間が経ちました。誰かも分からない方々が自分の文章を読んで、更に反応をくれるというのはとても嬉しいものですね。有難いです。
私としてはこの、“誰か分からない”、また自分が反応してもそれが相手に分からない、評価も自分にしか分からないというのが心地良いです。
今は色々なものが見えすぎる事が多く、楽しさより何か別のものに取り憑かれて好きが嫌いになってしまいそうで恐ろしいです。
しかし、時にそれらは大切な指標で一概に悪とは言えないのが更に難しい所です。プロの方はよりシビアでしょうし。
立場は人それぞれですが、一本自分の中で揺るぎないものを持てたらいいのかなと考えたり……難しいですが。
ここまで書いて思うのは、私にしか書けないものはあるし、あなたにしか書けないものは確かにあるという事です。来年もきっと、ここは沢山の新しい言葉が紡がれていくんでしょうね。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
日々家
星に包まれて
薄暗い部屋の中、プラネタリウムの電源を付けた瞬間、私の心は子供のように自由になった。
日々家
静かな終わり
胸の中に積もった感情が解ける日が来たら、私の頬は雪解けを感じられるだろう。
日々家
凍てつく鏡
身体中に刺さった言葉が反射するから、自分から目を逸らし、足元を見て唇を噛み締めた。
日々家