7/19/2025, 11:24:10 AM
飛べ
イヤホンから聴こえる音楽を仲間にして、片脚鳴らして地面を蹴飛ばせ。数秒間、世界に逆らう滑稽さも青春と名付けてしまえ。
日々家
7/7/2025, 12:59:25 PM
願い事
蒸し暑い空気が肌を撫でる。夕暮れの近付く空の下には多くの人が集まり、鮮やかな飾りを目にしながらゆっくりと歩いていく。屋台の匂いにつられて長い列に並びながら、笑い合う人の声が止まらず耳を賑やかす。
それを過ぎて歩き続ければ、笹の葉が揺れる姿が目に入った。用意された短冊に照れながら願いを書く人や満面の笑みを浮かべて短冊を吊るす人、様々な人達が居る。
――この何でもない祭りの一コマが、これからも続いていけばいい。
僕はそんな風にカッコつけたセリフを心の中で呟いて、冷えたビールと焼き鳥、焼きそばを買って家路についた。
日々家
7/5/2025, 1:05:04 PM
波音に耳を澄ませて
波が揺らめく音は確かにあるのに此処は何処よりも静かで、少しの寂しさと優しさがあった。
日々家
7/4/2025, 12:45:08 PM
青い風
夏の深い青に飲み込まれ、透明にさえ色がついた。
日々家
6/29/2025, 10:42:44 AM
青く深く
見上げた先に見た色に、このまま飲み込まれてしまいたいと両手を伸ばした。
日々家