9/9/2024, 2:20:44 PM
世界に一つだけ
世界に一つだけ願いを叶える装置があったなら、きっと今こうして文章を書く事など出来ず、僕らは空を見上げて怯えていただろう。
日々家
9/8/2024, 11:41:30 AM
胸の鼓動
意思に反して鳴るそれは、“生きろ”と願うようだった。
日々家
9/7/2024, 4:08:51 PM
踊るように
制服のスカートが踊るように風と揺れた。同時に空気の中に微かに胸が切なくなる柔い冷たさを感じる。
もう、秋が近い。
日々家
9/6/2024, 1:46:46 PM
時を告げる
テレビが丁寧に時刻を伝える中、用意した通勤バッグを放り投げて財布とスマホを持って家を飛び出した。
「ざまあみろ!」
そう言った瞬間溢れ出した涙を拭きもせずに車に乗り込む。
胸の中に蓄積したドロドロとした黒い感情が、一気に弾けて視界がひらけた。
「お前等のためになんか生きるのは止めだ!違う道を探してやる!」
浴びせられた言葉、押し付けられた仕事の数々、眠れない夜。全部、今だけは全部投げ出して俺は生きてやる。
日々家
9/5/2024, 2:01:45 PM
貝殻
バケツに集めた貝殻を、大切に抱きしめながら笑うあなたの無垢さが眩しい。
日々家