時を告げるテレビが丁寧に時刻を伝える中、用意した通勤バッグを放り投げて財布とスマホを持って家を飛び出した。「ざまあみろ!」そう言った瞬間溢れ出した涙を拭きもせずに車に乗り込む。胸の中に蓄積したドロドロとした黒い感情が、一気に弾けて視界がひらけた。「お前等のためになんか生きるのは止めだ!違う道を探してやる!」浴びせられた言葉、押し付けられた仕事の数々、眠れない夜。全部、今だけは全部投げ出して俺は生きてやる。日々家
9/6/2024, 1:46:46 PM