終わりにしよう。

「花火が終わったら、私達も別々に帰りましょう」そう言う彼女の横顔は初めて見つけた時のように美しかった。忘れていた。僕が彼女に恋をしていたはずなのに。
「今までありがとう」
彼女は笑っているのに泣いていた。花火が上がる。皮肉のようにそれは綺麗に夜空に咲き乱れた。

日々家

手を取り合って

手を取り合って恋人達が笑い合い、画面が暗くなりエンドロールが流れ出す。私の人生も“幸せになりました”でエンドロールを流してほしい。

日々家

優越感、劣等感

優越感、劣等感、浸り過ぎれば毒になる。

日々家

これまでずっと

これまでずっと誰にも言えないでいる言葉がある。多分これからも誰にも言うことなく僕の生活は続いていく。

日々家

1件のLINE

夜の怪物が牙を剥いた瞬間、可愛い音と共に画面に浮かんだ文字に救われた。

日々家