3/28/2024, 12:16:43 PM
見つめられると
「大人のわたしは幸せ?」
夢の中で、幼い頃の私がそう問いかけてきた。
自分とは思えないほど綺麗な目を向けられ、たまらず目線をそらしてしまった。それがあまりにも希望に満ち溢れすぎていて、今の私には耐えられなかったのだ。
お得意の作り笑顔で「幸せだよ」っと嘘をつけたら、幼い自分くらいは救ってあげられたかもしれないのに。
視界がぼやけていく。幼い頃の私はよく見えない。
――怒っているだろうか。泣いているだろうか。ごめんね。せめて抱きしめるくらいできたら良かったのに。
そうは思っても体は動かないし、意識はどんどん現実に戻されていく。
目を覚まし、轟々と雨が降り、風が吹き荒れるような感覚から逃げるように、私は私を抱きしめる。
肌にはじわりと汗が滲んでいた。
……夢の中でくらい、責められず、優しさに包まれながら救いあげてほしい。明日も明後日も、私は無様に生きるのだから。
日々家
3/27/2024, 11:10:27 AM
My Heart
「私の本当の気持ちが知りたいなんて軽々しく言わないで」
いつもの彼女から想像できないくらい冷たい声に、その傷の深さを思い知らされた。
それと同時に、僕には彼女の傷を抱えきれない事を悟る。
彼女はそれを最初から見透かして、僕に線を引いたのだ。
笑顔を浮かべ手を振って去っていく彼女を見送りながら、自分の浅はかさを恥じた。
日々家
3/26/2024, 11:42:24 AM
ないものねだり
愛してっと、隣で月明かりに照らされる空席に呟いた。
日々家
3/25/2024, 12:03:39 PM
好きじゃないのに
君が好きだと言っていたものが、よく目に入るようになった。
日々家
雑記
日々をとは…。自分の名前を誤変換しすぎました。
3/24/2024, 10:47:14 AM
ところにより雨
他人の心無い一言で、晴れていた心の中に雨が降り出す。
日々家