5/8/2023, 1:05:22 PM
「初恋の日、っていつ?」
そう突然君が聞いてきた。
突拍子もないその質問に 俺は上手く答えられなくて
「お前に会った時。」
と キザっぽいことを言ってしまった。
「なにそれ」
やっぱり 君は俺を揶揄うように笑って言うから
「笑うなよ 聞いてきたのはそっちだろ」
と 拗ねた子供みたいな返し方をしてしまった。
「拗ねないでよ 私は会う前からだよ」
へにゃりと笑って さらっとそんな事を言える
君には いつまでも勝てる気がしない な。
5/7/2023, 9:04:49 AM
流星群を見に 君と2人で屋上に訪れた。
「明日世界が終わるなら 何を願おう」
突然 君が流星群を見ながら ぽつりと呟いた。
呟いた君は 星に呑まれるような気が そのまま
消えてしまいそうな気がした。
だから 俺は焦った様にこう言ったんだ。
「君がいるなら 俺はもうそれで十分だ。」
って。
そしたら君が こっちをみて
見透かしたように笑うから 恥ずかしくなって。
俺は拗ねたように俯いてると
「私もだよ。だから 最後までよろしくね。」
そう言った君は なんだか寂しそうに笑っていた。
俺らは 知っている。
この日常は いつか思い出になることを。
いつか 結末が来ることを。
本を読み終えるように ゆるやかに 気付かない内に
「最後なんて 言うなよ。」
「ふふ、私達に結末はいらないかもね。」
あぁ、君はずるいな。
言えないことを 君は平気で言うんだからさ。