ゾルピデムを飲んで私は舞台に立てる
花は、美しいまま終わらすことが一番の美しさなのだろうか。私は、もがき苦しみ誰も見ていない最悪な終わりを経験した花にこそ、愛していると伝えたい。
大森靖子も言っていた。不評なエンディングでも好きだから守ってあげるよ、と。きっと周りに誰もいなくなったときこそ、その花を愛すことが人生の綺麗事ばかりな面とか酔ってるだとかになるんだと思う。酔ってたとしても好きだからずっとずっと最後が最悪でも見続けたい。
それを信頼だと思っているからなのかも。
今私が見えるこのスマホは、舞台でこの文字を心を書くことで私らしくなる気がしている。とても大きな世界が広がっているように感じる。布団の中なのに。壮大だ。ねむい
プリキュアに大地に咲く一輪の花ってお決まりの口上があったような気がする。プリキュアは、今でも観るほど大好きで、きっと私が男なら仮面ライダーやヒーロー戦隊ものを今の歳になっても観ているのだろうなと思った。
夢や希望、勇気が出るそういう戦闘アニメを見ていると、私もまだプリキュアに魔法少女におジャ魔女になりたいなって思う気持ちがあることに気がついた。
わたしは、ピンクが好き。
わたしは、嶽本野ばらが好き。
わたしは、ピンクノイズが好き。
わたしは、ぬいぐるみを抱きしめるのが好き。
わたしは、今の首元にあたってうっとしい髪型が好き。
わたしは、ホットミルクにクッキーを入れてふにゃふにゃにするのが好き。
わたしは、雨の日に雨の叩きつける音を聴くのが好き。学校休みになったらもっと好き。
わたしは、良いところも悪いところも普通なところも特別なところも全部好き。わたしはわたしなの。
昔、飛行機に1人で乗った。
隣には似たような歳の子が乗っていて仲良くなった。
今の自分は、きっと隣の子に話しかける勇気はない。
あのときの何も怖いものはない。怖い物知らずみたいな行動が今もできるようになりたいと思った。
いつも昔の私に対して憧れと尊敬を向けている。
好きなものを同じ熱量で好きな子じゃないと、好きなものって話題は難しい。好きって執着だ。好きになることも好きなものも好きで居続けるのならなおさら。執着が強いから、人と好きなものの中でもとびきり一番が話せない。悲しいけど、これは私が小さい頃集めたハートの指輪キラキラのセボンスター、貝殻なんかと同じくらい内緒の宝物なんだと思う。