10/15/2024, 6:13:24 PM
お父さん。
あなたの鋭い眼差しが、幼い頃から苦手だった。
寡黙で、真面目で、厳しいお父さん。
男手一つで私を育ててくれた、お父さん。
彼氏を紹介したときは、今までに見たことないくらい
とても鋭い眼差しで彼を見ていたっけ。
結婚式を挙げるときも、やっぱり鋭い眼差しで
「俺は行かん」なんて言っちゃって。
結局、式の日は私の花嫁姿を見てずっと泣いていたね。
昔から厳しくて、怖くて、でも優しいお父さん。
その鋭い眼差しが私を見守ってくれていたんだなぁと
あなたがいなくなった今、思います。
私にとってあなたはいつまでも一番のお父さんです。
娘より。
10/10/2024, 4:20:28 PM
育ててた花が枯れちゃったから。
好きな漫画が打ち切りになったから。
買ってた猫が死んじゃったから。
親友が無事に結婚できたから。
何気なく観ていた映画に感動したから。
人の優しさに触れたから。
涙の理由なんて沢山あるし、
昔から泣き虫だなんて言われてきたけれど。
今はただ、腕の中にある小さな命への感謝で
ママはずっと泣いています。
生まれてきてくれて、ありがとう。
泣き虫なママより。
10/10/2024, 5:18:04 AM
先生が指揮を執るために腕を上げる瞬間が、
一日の中で最も心が躍る。
目の焼けてしまいそうなほど眩しい夕日が、
音楽室をオレンジ色に染めていく。
管楽の織り成すメロディに包まれているこの瞬間が、
一日の中で最も幸せ。
黒板に書かれた沢山のメッセージを見て寂しいような、
切ないような気持ちになる。
心躍る日々も、あと少しでもう終わり。
これから私は、また別の心躍るものを探す旅に出るのだろう。
引退間近の吹奏楽部員より。