金雀花

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8/25/2024, 4:19:31 AM

『やるせない気持ち』

悲しいとか辛いとか
行き場のない、紛らわすことのできない気持ち。


あまりメディアに触れないのは
他人の辛さに共鳴してしまうから

子どもの頃、想像力(空想力)が豊か過ぎると言われ
大人になってから、ネガティブなほうだけ
その想いが加速する

そして、勝手に辛くなったり
息苦しいとか
悲しみの涙を流したり

けれど、もしかして
わたしが誰かために涙を流すように
私のやるせなさを引き受けて
一緒に辛くなってくれる誰かが
どこかにいるのかも知れない

そう思うと少し救われる

8/22/2024, 2:55:37 AM

『鳥のように』

子どものころ
地震がくるのが怖くて
鳥は飛んで逃げられるからいいなと
空を見ながら思った

大人になった今
遠くに住む親の顔をみるのに
ふたことみこと、言葉を交わすのに
飛んで帰れたらなと思う

8/21/2024, 4:12:33 AM

『さよならを言う前に』

母の葬儀のとき
最後に父が棺にそっと触れた
それがたまらなかったと
焼き場で従兄弟が涙をためて教えてくれた

十年以上経った今でもわたしの中に残っている

父はもう
母が亡くなったことも
憶えていないけれど

8/20/2024, 5:10:31 AM

『空模様』

空の、模様。
どんなに暑くても
寒くても
空を見上げる

今の季節なら
もくもくとした入道雲

日が暮れる前の
夕焼けの赤と
夜の青が
縞模様になっているのを
帰り道に眺める幸せ

そして
だんだんと日が落ちるのが早くなり
朝の空が高くなると
秋が来たなと思う

8/19/2024, 3:23:36 AM

『鏡』

小さい頃は祖母の三面鏡が憧れで
思春期には学校のトイレで前髪巻いていたり

いつから、鏡を見るのが苦手になった

自信がないのか現状を見たくないのか
鏡の中の自分と目が合わないようにしている


でもそれじゃ“今の”自分が可哀想

自分とちゃんと向き合って
自分のことを愛してあげられたら
見える景色も変わるのかも

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