貴方が口にしたことは真実だろうか
君の隣の人は本当に今日元気だろうか
仲直りしたあの子は本当に君を許しただろうか
すれ違ったあの人は本当に男性だろうか
今も昔もこれからも世の中には嘘が蔓延っている
それは悪いことでは無い
人を守る嘘 自分を守る嘘
知らない方が幸せなこともある
嘘や真実と異なることがあるとわかって人は生きている
誰もがみんなそれをわかっている
わかっていて尚
嘘を目の当たりにした時、人は失望する
それでいい
それでいいのだ
嘘を重ね、嘘に騙され、成長する
私達は嘘に生かされている
誰にも言えず、どこにも書けない事の一つや二つ誰でも持っていることでしょう
そこであなたに問います
あなたがどこにも書けない事ってなんですか?
どこにも書けない事なので心の中で答えてください
私は今からどこにも書けないことの定義をぶっ壊そうと思います。
ここに書くのです
それは大好きな人へ気持ちが上手く伝えられないということです
日頃から嬉しい言葉を貰い、それに返していますが恥ずかしさなどもあり自分から言う機会が少ないのです
だからここで言います
貴方のことを心から想っています
面と向かって言えない弱さをどうか許してください
そしてこれを読んだ人が大切な人に沢山の感謝や愛情を伝えられることを願っています
どこにも書けない気持ちを、1番大切な人へと。
4歳になる娘は何でも1人でやりたがる
洗濯物を畳む、電子レンジのボタンを押す、お掃除をする
自分はお姉さんになったからなんでも出来るとの事だ
朝食にいつも注いでいた麦茶も1人で注ぐようになった
その時娘はテレビを見ながらペットボトルを傾け、私が振り返った頃には表面張力の限界を迎えていた
私と夫があなたに向ける溢れんばかりの気持ちを可視化したようで少し微笑ましかったわね
特段嫌いでは無い。
妙に熱を帯びた視線をこちらに向け、ゆっくり私の分けた前髪を少しぎこちなく耳にかける
今からする事への許可を取るように目線を合わせ私も拒否するつもりがない事を目で伝える
触れた瞬間ではなく間が空いて唇に感覚が伝わり多幸感に包まれる
目を開けていいものか唇は乾燥していないか余計な事を考えながらも直接的な愛情表現に酔い、思考が纏まらなくなる
向きを変え、たまに離れて呼吸を整えながら相手の顔も伺う
歯の羅列を舌でなぞられ上顎の敏感な所を刺激される
舌を絡ませ、悩ましい声を自分の頭の中で反芻し気が狂いそうになる
異性の分厚い舌を健気に受け止め、口いっぱいに愛しい人を感じる
なんて官能的且つ単純な幸福なのだろう
私はそれが嫌いでは無い