11/5/2022, 11:42:41 AM
『一筋の光』
作家として生きてみたい。
それは、子どもの頃からの密かな夢だった。
でもそんなことはとても現実的じゃなくて。リアルな私は医療者となり無難な人生を送っている。
30歳をあと数年後に控えた現在。
スマホの連絡アプリには、旧友からの幸せ報告メッセージが届く。ひとつ。またひとつ。
心からの祝福を届けられない自分が情けない。
そんな私の『光』。
それは、芸能の世界で活躍している同世代の人達だ。
時を同じくしてこの世に生まれ、同じだけの時を経てきたはずなのに、異世界に身を置いているかのように感じる不思議。
多くの人に感動を与える、誰かの人生に影響を与える。
私もそんな存在になってみたい。
私はまだまだ、『光』を追いかけて走り出したばかり。
11/4/2022, 1:48:21 PM
『哀愁をそそる』
夕焼けが好きだ。
陽が沈みゆき、辺りに闇夜の静けさが訪れる、儚げなあの瞬間が好きだ。
それでもあの瞬間、ふと物思いに耽ると、胸の中に生まれるのはいつだって決まって悲しみの感情だ。
あの空のように、自らの内にも暗い感情が渦巻く。
そうして今日もまた、長い夜がやってくる。
11/3/2022, 12:51:54 PM
『鏡の中の自分』
鏡の向こう側からこちらを見つめ返す自分は、どうしても自分自身には感じられない。よく知った顔の筈なのに、全く知らない赤の他人に思えてくる。
『そんな生き方でいいのか?』そう問いかけてくるようなあなたに、私は今日も納得のいく返事が出来ない。
きっと明日も。これからも。