『一筋の光』
作家として生きてみたい。
それは、子どもの頃からの密かな夢だった。
でもそんなことはとても現実的じゃなくて。リアルな私は医療者となり無難な人生を送っている。
30歳をあと数年後に控えた現在。
スマホの連絡アプリには、旧友からの幸せ報告メッセージが届く。ひとつ。またひとつ。
心からの祝福を届けられない自分が情けない。
そんな私の『光』。
それは、芸能の世界で活躍している同世代の人達だ。
時を同じくしてこの世に生まれ、同じだけの時を経てきたはずなのに、異世界に身を置いているかのように感じる不思議。
多くの人に感動を与える、誰かの人生に影響を与える。
私もそんな存在になってみたい。
私はまだまだ、『光』を追いかけて走り出したばかり。
11/5/2022, 11:42:41 AM