巡り会えたら
オレはいつも通り交差点を渡り学校へ向かう。
今日。凄く綺麗な男性とすれ違った。
何処かであった気がする。昔にも、こんなことがあった。
家族で出かける時、凄く綺麗なオレと同い年くらいの子とすれ違った。
また会えたらいいな。何て思いながら過ごしていた。
もしかしたらその人なのかもしれない。
そうだとしたら嬉しい。
そう願いながら学校へ遅れぬよう向かう。
朝礼の時間。
転校生が来るそうだ。
隣のクラスだが。
一目見た。嗚呼。やはりこれは運命だ。
やっと会えた。
やっと
巡り会えた。
巡り会えたら
何てずっと思いながら過ごしていたのが、良かったのかもしれない。
奇跡をもう一度
奇跡。
このことを皆んなは信じるかい?
僕は信じるよ。
だって奇跡は本当に起こるんだからね。
僕は今の仲間が居てくれたら、こんなにも楽しい生活は過ごせなかっただろうね。
これこそ僕にとっては
奇跡
さ。
こんな奇跡、もう一度起こるといいね。
奇跡をもう一度 ______
たそがれ
「あー!やっと補習終わったぁ、、」
「何で僕まで、、、」
「まぁええやん??」
「まぁ、そうやけど、」
僕はコイツの補習に、付き合わされた。本間。先生ビックリしとったわ。
「はよぉ帰んで。」
空は少し薄暗い夕方だ。
「なぁ紅葉!今の空って確か黄昏やったよな?」
「せやで。おうてる。」
「っしゃ!合っとったで!」
「さっきやったから覚えてるだけやろ。ドヤんな。」
「なんやえらい冷たいやん!!?そんな嫌やったん??!」
「冷たぁないわ。普通や普通。」
「絶対違う!!」
そんな他愛もない会話しながら僕らは
黄昏
の空に足を踏み出した。
黄昏使い方合ってるのかわかんねぇ、、、
きっと明日も
旭さんに誘われたあの日から僕は、少し様子がおかしくなったらしい。
周りから見たらそのように感じるらしい。
でも僕は最後の最後で断ることにした。
罪悪感に襲われながらも、断った。
そこからも僕は様子がおかしかったらしく、
とうとう司くんたちに問い詰められ白状した。
聞いた時の反応はみんなそちらに行けば良いだろうと思うのかなと思っていたがそうではなかった。
みんな優しかった。
嬉しかった。
僕の仲間は、
きっと明日も
優しいだろう。
静寂に包まれた部屋。
※死、ネタ B、L 司類 嫌いな人は飛ばして下さい。
静かだな。
僕は一人、部屋で呟く。
君がいた頃は凄く賑やかだった。
凄く。そう。煩いくらいにね。
僕は一人、部屋で泣く。
僕は君が好きだった。
好きだった。そう。今も、ね。
僕は一人、部屋で泣き叫ぶ。
こんな時は君が僕を慰めてくれたね。
優しく抱きしめて、慰めてくれたね。
僕は一人、部屋で後悔する。
君をなくした傷は癒えない。
こんな時君は、どうしてくれただろうか。
僕らみんなで泣く。
みんなで後悔する。
君が居ないと寂しいよ。
僕はみんなに責められる。
僕の所為で君をなくした。
僕を庇って君は居なくなった。
僕は一人、部屋で寝転ぶ。
僕は生き甲斐を感じない。
ねぇ。君が居ないと僕寂しいよ。
僕は一人、部屋で寝る。
どうやら僕は凄く綺麗に輝く一番星を無くしたようだ。
君が居ない部屋は
静寂に包まれた部屋 だ。