きっと明日も
旭さんに誘われたあの日から僕は、少し様子がおかしくなったらしい。
周りから見たらそのように感じるらしい。
でも僕は最後の最後で断ることにした。
罪悪感に襲われながらも、断った。
そこからも僕は様子がおかしかったらしく、
とうとう司くんたちに問い詰められ白状した。
聞いた時の反応はみんなそちらに行けば良いだろうと思うのかなと思っていたがそうではなかった。
みんな優しかった。
嬉しかった。
僕の仲間は、
きっと明日も
優しいだろう。
静寂に包まれた部屋。
※死、ネタ B、L 司類 嫌いな人は飛ばして下さい。
静かだな。
僕は一人、部屋で呟く。
君がいた頃は凄く賑やかだった。
凄く。そう。煩いくらいにね。
僕は一人、部屋で泣く。
僕は君が好きだった。
好きだった。そう。今も、ね。
僕は一人、部屋で泣き叫ぶ。
こんな時は君が僕を慰めてくれたね。
優しく抱きしめて、慰めてくれたね。
僕は一人、部屋で後悔する。
君をなくした傷は癒えない。
こんな時君は、どうしてくれただろうか。
僕らみんなで泣く。
みんなで後悔する。
君が居ないと寂しいよ。
僕はみんなに責められる。
僕の所為で君をなくした。
僕を庇って君は居なくなった。
僕は一人、部屋で寝転ぶ。
僕は生き甲斐を感じない。
ねぇ。君が居ないと僕寂しいよ。
僕は一人、部屋で寝る。
どうやら僕は凄く綺麗に輝く一番星を無くしたようだ。
君が居ない部屋は
静寂に包まれた部屋 だ。
僕 は 時 々 思 う 。
形 っ て 具 体 的 に ど ん な も の ま で が 形 な の か 。
気 持 ち は 形 に 入 る の か 。
そ ん な こ と を 考 え る 。
こ の 胸 が ド キ ド キ す る の も 、 形 な の か な 、
形の無いもの
なんか小学生の頃ジャングル鬼ごっこ流行ってて遊んでたら一人の子ジャングルジムから落ちたの。それ以来禁止されました。笑、
声が聞こえる
僕は一般の人が聞こえる音と、もう一つ、違う音が聞こえる。
アソぼウ? _
( 遊ばないよ。 )
こっチおィデョ _
( 行かないよ。 )
こんな風に。
この世のものでは無い音も聞こえる。物の音も。勿論。聞こえてしまう。
もうそろそろ遅刻してしまうよ? _
( 有難う。急ぐよ。 )
車!気を付けて! _
( おっと、、本当だ、教えてくれて有難う。 )
ユ ウ レ イ
物たちは優しい。アイツラと違い。
「 すみません。遅れました。 」
案の定遅れた。うん。まぁこれは自分が悪いと思う。
普通に寝坊だ。
ーーーーーーーー
反省文、やだな。
じゃァ、ャメれバ? _
( そうだね、やめ、、((
「 ねぇ。はなちゃん。戻ってきて? 」
「 ッ!み、湊。有難う。って、はなちゃん言うな。 」
危ない、、、呑まれるところだった、
また、湊に助けられたな、、
くソ、もゥすコシだッタのに _
( 僕も湊も、そちらにはイケナイよ。 )
「 そろそろ放課後か、、湊。帰ろう。 」
「 うん。あ。はなちゃん。今日俺泊まる。 」
「 OK。分かった。母さんに言っておく。 」
「 お願いね。 」
「 ん。そのまま来る? 」
「 うん。そのつもり。 」
「 はいはい。 」
たまに湊は僕と帰ってくれる。僕が呑まれ易い体質だからだ。
「 いつも有難う。湊。 」
「 うん。大丈夫だよ 」
「 ははっ、 」
「 湊、今日変だ((華歌!!!!
「 え。湊?? 」
「 華歌!早くこっちに来て!ソイツ俺じゃない。 」
どういうことか分からなかった。だけど、身の危険を感じた。
だから僕は本物の湊の所へ向かった。
「 ちッ もゥすコシだッタのに、じャマ、すルナ”! 」
消えた、、、、怖かった。
こんなことは初めてだったから。今までもよくあった、けど、これは初めてだった。
「 はなちゃん。走るよ。 」
「 え、み、湊!? 」
珍しく湊が焦っている、、
それから色々あり、お祓いをおじいちゃんにしてもらった。
母さんとか湊とか、おばさんにまでこれからはヘッドホンをつけろと言われた。学校側にも連絡しておく。って。
そんなに今回のことが危なかったのか、、、
もし、あのまま偽の湊に着いて行ってたら、?
僕、どうなっていた、?
そう考えるとゾッとする。
もう僕は声なんて聞きたくなかった。
声が聞こえる って怖いね。