たくさん嫌なこともあったし、
恨んでいないと言えば嘘になるけれど、

それでもあの時、本気で笑い合って
心の底から喜びを分かち合っていたのなら
私たちは幸せだったんだろうな。

あの夏は二度と戻らないだろうし、
記憶の中で輝きを放つだけだけど、
それでもたしかにキラリと光っていた。

そして、その光こそが私たちを苦しめた。

思いっきり投げたボールが、
空を舞って、
ドックランの犬たちの注目の的

気が狂いそうな夏だから、
あの山の上までぐんぐん歩く

山の上にはUFOがいて
たまった仕事をお願いすると
50円で片付けておいてくれるらしい。

350円で来週分の仕事
まとめてやっておいてくれないかなあ

タロットカードで明日の運勢を占うのが日課だ。
この最近、毎日3日連続で同じ2枚のカードが出る。

そのカードは反対を表すカードで
同じような構図なのに、
正反対のイメージが描かれているのだ。

反対を表しているのに、
どこかつながりを感じさせるのは
まるで、過去と未来みたいだなと思う。

忘れ去られてゆくもの

ご褒美に食べようと思っていたプリン
明日忙しそうだからとカバンに入れたソイジョイ
冷蔵庫の一番下の、5分の一残ったオレンジジュース

それらすべてが私の生活の
廃れ具合をじわじわ表している。