あぁ、神様
私が生きる理由を求めないでちょうだい、
私が死ぬ理由を求めないでちょうだい
「あんたのジンセイってまるでゴミグズね。」
ある朝俺のセフレが言った。
「俺とヤッてるお前が言うのかよ。」
確かに俺はそう言った。
なにがなんだかよくわからないが、
天井をふと見上げて目を離せなくなるようなそんな感覚に陥った。
でもタバコの匂いがして見るのをやめた。
「タバコはキライだ。早死するぞ。」
ベランダを見ながらそう言った。
「いいのよ、それに副流煙の方が体に悪いらしいし。」
なんだかあべこべな気がした。
「それじゃあ吸ってない俺が早死するじゃねえか。」
「そうね、。」
「ゴミクズが死んでも誰も悲しまないわよ。」
相変わらず酷いやつだった。
そういえば玄関のサボテンは元気だろうか、
なんて能天気に考えたけど、もうめんどくさくて
二度寝することにした。
「骨ぐらいは拾ってあげるわよ。」
あー
、
わたしは
ここから
飛び降りようと思うんです
普通の一軒家
の
2階から
死ぬ気は無いけれど
かと言って
すごく生きたい気もしないけれど
多分ここからなら
運が悪すぎない限り
死なないと思ったからです。
人間というか
父というか
母というか
兄というか
妹というか
わたし自身といいますか、
もう何もかも
理解に及ばない存在になってしまったのです。
今日は一日中寝ていたのに
今は頭痛が酷くて
電気をつけるのすら
めんどくさくなってしまった
部屋が
妹が
つける
その
照明が
妙にウザったらしくて
泣きそうでした。
何もしないわたし
ですが
あした生きるという行為をするぐらいならば
時間稼ぎを
しようと
思ったのです。
死にたくは無いですが
おまえは誰かが救ってくれるけど
私のこの不快感は誰が救ってくれるんだ。
きもちわるい
胃の中を手で直接かき乱されるような、
不快感
ながい
長いんだよ
くそ
口にも出さないで救ってくれなんて
傲慢だって
我儘だって
しってるから
もう、何も言わないでください。
前をふっと通りがかった時に
ゴミを拾うみたいな
そんなクソみたいな善意でいいから
だれか
私を見て。
そろそろ地面も消えてしまう頃かな
世界の終わりって
もっと
瞬間的というか
隕石がどーんみたいな感じだと思ってた
世界の色が溶けて行くみたいに
絵の具で描いた絵を水に落とすみたいな
神秘的でもなく
ただ死を直感してる。
自分もこの街みたいに色を溶かされてしまうのだろうか。
この通り雨に。