無色の世界になったことはないけれど
無色のような世界になったことはある
よく恋をすると色がつくなんて言うけれど本当にそうみたい
フィルターが変わってしまうのね
いなくなったあの日はものすごく暗く感じたモノクロの世界のように
そんなことは無いのに何を見ても味気ない感じがした
今はその感覚はさすがにないけれど
あの日以来色がつくこともない
世界は単調だ
桜散るだとな
桜散るどころかまだ咲いてもいません
早く開花しないかなと心待ちにしております
やっぱりいつ見ても桜は綺麗です
早く咲かせないかなと近所の桜の木を眺めます
一向に蕾すらつけている様子がございません
なんなら今日は雪が降っておりました
どうなっているのでしょう
寒すぎて手がかじかみます
早く帰りたいです
ここではない、どこかで
私とそっくりな人が存在しているかもしれない
使っている言葉はもしかしたら違うかもだけど
私とそっくりなら意思の疎通できるかもだよね
私は私のそっくりさんと仲良くできるだろうか
ドッペルゲンガーに会うことは良くないらしい
でも自分のそっくりさんなんてとても気になる
どこか遠いところの私の知らない私みたいな人
想像してみて夢があるよねとっても面白いでしょ
届かぬ想いが今日もまた
君に伝えたい
君はわかってはくれないだろう
どこまでわかってる?
どこまで伝わってる?
どこまで知ってるの?
私はやっと謎解きにゴールが見えてきたよ
やっと意味がわかってきたよ
目の前のことばかりじゃ始まらないよ
もう少しで受け止められる
その前に途切れるだろうか
そんな未来が私には見えてる
本当にそうなるのかな
いつ届けるのが正解なんだろう
遅くならないうちに手に入れたい
君はいつ気づくのかな
気づいたら消えていくのかな
だから伝えない
神様へ
単刀直入にお願いします
私を愛してくれる素晴らしい人を設定してください
私は私の人生上に恐らく愛してくれる人を配置したはずなのですが、巡り会う予感がしません
お早めに設定して頂けますと幸いです
ただし私自身とかやめてください
私が私を愛することは大切ですがそうじゃないのです
私が望むのは他人です私ではなくて私以外の人です
お願いします私が私を愛せるようにするためにも愛が必要なのです