忘れたくても忘れられない
君はどんどん遠ざかって見えなくなっていくのに忘れはしない
忘れるなんてできない
君は私を忘れただろう
私を思い出すことはないだろう
いつからそうなったかな
寂しいというかなんというか
いいのだけれどね本当に
でも君が良かった本当は
タイミングが悪かった
でもあの時以外は出会いやしない
仕方ない
仕方ないけれどもっと大人だったら良かったのにと思う
こんなんじゃだめだ
今年まで今年までにしようね
大事にしたいこの10年
あ、あと9年なのか
ほんとに無駄にしたくないのに
無駄なことばっかりして
忙しくしたくてバイトをたくさんした
遊びたいのかもよく分からない友達と遊んで
お久しぶりの人からの連絡
何も聞かずに誘いに乗った
想像のつくところで想像のつくことをした
終わった時の虚しさもその後の態度も関わり方も何もかも想像通りだ
自分のこと大事にしたいのに
時間も大事にしたいのに
無駄な虚無な時を過ごしてしまう
これも経験と思って過ごしていいものか
来年にはやめたい
開けないLINEがひとつ
2度と動くな
動かしたくない
いつになったら完全な私になるのだろう
忙しくしたいのに暇そうなの許せない
記憶が飛ぶくらい忙しいがちょうどいいのに
新しくアプリでもやろうかな
1年前のあの日を見つけて思い返したとてあの人との思い出がある訳だが、きっとこれから先は1年前のあの日と思い出したとて何もない1日になってしまうんだなと思うとやるせない気持ちになる
まだそんなふうになるならだめだなあ
再来年はまた別の思い出が付与されるように動かなきゃいけないのかな
いつまでも捨てられなかった
捨てたい関係だと思えなかった
でもやっと手放した
きっと知ることもないだろう
知らないままでいてくれ
嫌われてるわけでもないだろう
もしかしたら好かれている方かも
かもしれないけれど終わりたい
今年だったんだ5年だった
やっとやっとさようなら
さようなら
さようなら
さようなら
もう涙は流さない