子供の頃、雪が大好きで、みんなが雪合戦をしている中、私だけ雪を丸めてバケツに入れるという謎の遊びをしていたのを思い出した。
あの時は、小さいながらに色んなものを疑って生きていたけど、今では信じることも大事だななんて思えてきた。
少しだけ、私の心は雪の純粋な白色に近づいてきたかな?
「ねぇ、幸せってなんだと思う?私最近、わかんなくなってきてさ」
「そんなの、人それぞれ違うじゃない」
と、貴方はサラッと言った。
「そうだけど……じゃあ、あんたの幸せはなんなの?」
「うーん、友達と一緒に過ごせることかなぁ。あ、あと好きなものを食べるとか……」
「なんか、普通だね」
「それでいいの。幸せは、高望みすると絶望するだけだから。身近に幸せを感じれれば、また明日も生きていこうって思えるから」
そう言ってる貴方は、またいつものように太陽みたいな暖かい笑顔を私に向けた。
そんな顔されたら、また明日も生きていこうって思ってしまうじゃない。
『想像力を豊かにする』
部活の講師の先生にも、想像力無いよねって言われちゃったからね。沢山本を読んだり、沢山音楽を聴いて、想像力を豊かにしたいな。
『健康に過ごす』
今年は体調を崩すことが多かったから、来年は健康第一に過ごしたいな。できる限り、ストレッチを続けていきたいかな。
『成績をもっとあげる』
体育以外を、4以上に上げたい!とりあえず、勉強習慣をつけないと。
『小説を書き続ける』
自分のキャラクターの物語を書くのが好きだから、この気持ちを忘れないまま、小説を書き続けたいな。
「ふぅ……今日くらいは休みたかったなぁ」
「まぁね。だけど、冬休みの子に向けて動画を沢山投稿しようって言ったのはゆなでしよ?」
「まぁねー。まさかこんなに大変とは……」
新年早々、動画編集に追われている私たちは、お正月っぽい食事はしたものの、特に出かけることも無く、家でただただパソコンと向き合っていた。
「ま、今日頑張った分明日休めるしさ。頑張ろ?」
「そうだね」
私たちは互いの顔を見て微笑んで、またパソコンとにらめっこを始めた。
新しい環境に、少しばかり期待をしていた上半期。
期待した分、何だかガッカリした下半期。
それでも、今年得たものは沢山あるし、出会った人もたくさんいる。
なんだかんだいって、楽しかったかもね。
それじゃ、みなさん。
良いお年を!