ここ

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10/28/2023, 10:44:31 AM

ここは、心の中。

別に比喩表現とか、そんなんじゃなくて、正真正銘心の中。

私の心の中はとても暗い。そして、何も無い。地面も、水も、風も、植物もない。

だけど、私の目には映像が浮かんでる。

前にいるのは男と女。何か、言い争いをしているみたい。でも、話している内容は分からない。

私は叫んだ。理由は分からないけど、なんだか泣きたくなった。

でも、目の前にいるふたりは私に見向きもしない。

暗がりの中、私はただ叫ぶことしか出来なかった。

10/27/2023, 11:18:43 AM

午後3時。ちょうどこの時間は、下の階から紅茶の匂いが香る時間だ。

いつものように、部屋から出て匂いを嗅ぐ。今日はなんだかいつもと違う匂いがする。最近フルーツ系が多かったし、今日は違うのかな。

私と同居している親友が、大の紅茶好きで、よく本格的な方法で紅茶を作ってるのを見た事がある。っていうか、時間を見計らって見に行ってるんだけど。

そうすれば、勝手に親友は紅茶について色々語ってくれるから。私はその時間が好きなのだ。

今日も、親友がいるはずのキッチンに行って、親友が紅茶を入れる姿を見守る。

すると、茶葉をポットに入れていた親友がこっちをふりかえって、急に現れた私に驚きもせず、ただ私を見てニッコリと笑った。

「居たんだ。今日はね、アールグレイにしたんだ。爽やかな味で、とてもおいしいんだよ。飲んでみる?」

「うん。あ、ミルクティーとかにできる?」

「出来るよ。イギリスとかでは主流の飲み方らしいから」

へぇ、と私は思わず声を漏らす。

親友が作ってくれる紅茶からは、いつも違う匂いだけど、でもどこか、落ち着かせるような匂いがするんだ。

10/26/2023, 11:32:22 AM

私が機嫌の悪い時、喧嘩をした時、落ち込んでいる時の合言葉、あなたは覚えてますか?

合言葉というより、あなたがいつも言う言葉。

私はいつもそれに元気づけられて、今まで嫌だったこと全部忘れてしまう。

本当に、単純な女だと思う。

でも、私は貴方が言うその言葉が好きだから、いつも期待してしまう。

そんな愛言葉は、

「キミがいるから頑張れるんだよ」

10/25/2023, 10:18:33 AM

「私たち友達でしょ?」

その言葉に、何度困ったことか。

友達というのは曖昧な定義しかないから、私はいつもこう思う。友達って、なんだろうと。

「友達……うん。そうだね」

とりあえず、笑って誤魔化す。これでいい。関係が壊れることの方が、私にとっては最悪なことだから。

……相手にこう思うのって、きっと相手のことを友達に思ってない証拠かもね。

あなたにとって友達って、なに?

10/24/2023, 12:48:41 PM

貴方は、私よりも友達を作るのが上手いから、直ぐに私から離れていってしまうきがした。

その予想は当たっていた。

私とは相手してくれなくなり、私はひとりぼっちになった。

あの時、貴方が別の所へ行ってしまう時に私が心の中で叫んだ言葉を、声に出してくれれば、貴方は振り返ってくれたのだろうか。

「行かないで」

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