子供の頃は夢があった
フワフワとしてて叶うかどうかも分からない夢
だけど子供はその夢が叶うと信じて疑わなかった
時が過ぎ子供は大人になった
その子供の夢は現実となった
【子供の頃】
何の変哲もない僕の日常
朝起きて 着替えて ご飯食べて カバン持って
いつも通り朝の準備を終えた僕は
「いってきまーす」
誰もいない部屋に言って、ドアを開けた
緑色の宇宙人が立ってた
は?
〔]>?’”★\>◆▽#;;〕
「いや怖い怖い分からん 宇宙人とか無理なんで!」
思いっきりドアを閉めた
なんだ今のは?え、宇宙人?なんでこんなとこに?
コンコンとノックが響く
恐る恐るドアスコープを除くと
緑髪の美少女が立ってた
思いっきりドアを開けた
「なんで!?君 絶対さっきの宇宙人でしょ!」
〔宇宙人が無理らしいから人間になったよ〕
人間、なれるんだ…ちょっとゾワッとした
「だからってなんでここに?」
〔この家に住みたいの、元の家 追い出されたから〕
「追い出された?前の家?」
〔うん、あのドアの人〕
アパートの横のドアを指さした
「お隣さんかよ!」
〔今度 引っ越すけど、次の所はペット禁止なの〕
「宇宙人まさかのペット扱いなの!」
〔だから家に住まわせて〕
ペコッと頭を下げた 悪い子ではないと思うけど…
〔行くとこなくて大変なの、お願い〕
目をウルウルさせてる
見た目は本当に美少女なんだよな
でも宇宙人か…どうしよう
僕は
────────────────────
結局 僕はあの宇宙人を家に住まわせることにした
朝起きて 着替えて ご飯食べて カバン持って
いつも通り朝の準備を終えた僕は
「いってきまーす」
ミドリがいる部屋に向かって言って、ドアを開けた
〔行ってらっしゃい〕
と聞こえるのも今や日常の一つだ
これはちょっとだけ普通じゃない僕の日常
【日常】
私の好きな色? 黄色!
え 理由?
うーん…誰にも言わないでね
好きな人の色なの
実はもう会えないんだけど…
こうやって黄色の服を着るようにしたら
また会えるかなって思ってるの
……また 会いたいな
【好きな色】
1年前 私はあなたに告白した
結果は散々だったけれど、笑わず 真剣に聞いてくれたことすごく嬉しかった
まずはお友達から始めようって言ってくれたね
あれから毎日話しかけたり
一緒に遊んだりして仲良くなったよね
そしたらあなたのいい所もちょっと悪い所も知ってあなたのことがもっと好きになったの
この気持ちは嘘でも冗談でもないよ
だから もう一度言わせて
私 貴女のことが好きです。
【1年前】
僕の一番好きな本はまだ未完成だ。
1ページ目は 真っ白なベッドで小さな娘を抱いた妻
そこから、
初めて笑った顔
初めて立った時
小学校の入学式
10歳の誕生日
中学、高校、入社の時と
たくさんの思い出が詰まってる
明日は娘の結婚式
また新しいページが増える。
【好きな本】