自分にとっての秘密の場所と考えた時、ここだという場所が浮かばなかった。
しばらく瞑想するようにじっくり考えてみたが…これがなかなか。
何か大切なものを隠すための場所?
それとも心が疲弊してしまった時に一人きりで訪れる自分だけのパワースポットのような場所?
もしかしたら夢の中に出てくる場所だろうか。
内容はまったくもってはっきり覚えていないが、何度か繰り返し見る夢の中に不思議な空間がある。
近未来的だったような…どこか懐かしいような。
ぼんやりとしか覚えていない。
青みがかった白のイメージがある…澄んだ空気の、あの場所はどこなのだろう。
また訪れることができるかどうかもわからない。
あの場所こそが、私の脳みそが無意識に作り出した秘密の場所なのかもしれない。
2025.3.8 『秘密の場所』
荒廃した街、人々は表情もなくただ皆俯いている。
希望も何もない。
そんな中、どこからか透き通った哀しげな歌声が響いてくる。
ラララ…〜♪
この歌声は何を伝えようとしているのだろうか。
いや、何かを伝えようとしているわけではないのかも。
かつてこの国で流行った曲だったかもしれない。
哀しくも懐かしいメロディに自然と涙が溢れた。
これからも自由と希望のある未来を生きたいなら、真実を知り動く必要がある。
一人でも多くの人が穏やかで明るい未来を生きられますように。
2025.3.7『ラララ』
風が運ぶものと言ったら何を思うだろう。
たった今通り過ぎた女性の香水の香り。
少し先にあるパン屋から漏れ出る香ばしいバターの香り。
雨雲と共にやってくるアスファルトの湿った匂い。
人の噂なんてものもあるかもしれない。
近頃ほんのりと暖かな空気が漂い始めた。
そろそろ風が春の気配を運んできてくれるだろうか。
2025.3.6 『風が運ぶもの』
「何故?」
「なんで?」
「どういう意味?」
そう問うてしまうことが多々ある。
現代はとても便利なもので、聞く相手が居ない時は手元にある便利な機械に問いを打ち込んでみることもしばしばだ。
世の中には自分の知らないことがまだまだたくさんあって、一つ知るとまたさらに疑問が湧いてくる。
答えは必ずしも一つではないし、だからこそ知るという行為はとても興味深く、楽しいものではないだろうか。
さて、ここでquestion。
水族館の水族とは何?
……どうだろう?なんとなくわかっているつもりでも自信を持って答えるのは難しいと思う。
だからこそまたquestionが頭に浮かんで本当の意味を知りたいという欲が湧いてくるのではないだろうか。
そして答えを知った時、少し満たされたような気持ちになるかもしれない。
それでは、私もあなたも面白い疑問に出会えますように。
2025.3.5 『question』
「それじゃあ、また明日」
別れ際に何気なく交わされる他愛もない言葉だが、
明日再び会うことを約束しているみたいだ。
日々の中で当たり前のように使っているけれど、
明日を約束できるなんてとても幸せなことなのではないだろうか。
こうして声をかけられる相手がいることにたまには感謝してみるのもいいかもしれない。
今日もありがとう。また明日。
2025/3/4『約束』