君と出会ってから二年の月日が過ぎた。
共に過ごした日々はとても楽しくて暖かくて幸せだった。
ずっとこの楽しさが続けばいいのにと思っていた。
しかしこの世は諸行無常なのだ。
変わらないものはないね。
互いに忙しくなったり体力が落ちたり…話す頻度は随分と落ちた。
共通だった趣味からも離れてしまって、一緒にいる時間を楽しめなくなったのはいつ頃からだっただろうか。
ああ、歳が離れているのも原因の一つかな。
環境が異なるのだから考え方が違うのも当たり前なんだ。
だからどちらが悪いと言うことはないよ。
私との縁が切れた後、君には幸せになってほしい。
いい友を見つけ、素敵なパートナーに出会い、健やかな日々を送ってほしい。それだけを願う。
ありがとう、若き友よ。
君と出会えて私は幸せだったよ。
2025.4.4『君と』
世の中には自分と深く関わる人ばかりではなく、一度しか会わない人もいれば生きている間に一度も会わない人もいる。
何度か会う人はさておき、今世で一度しか会わない人はそれなりにいると思う。
旅行先で対応してくれたホテルの受付の人、飲食店の店員さん…エトセトラ。
出会いの場で一度だけ会った人もそれに該当するか。
そう言った人たちとは今世では二度と会わない…もしくは会っても気付かないのだろうけれど、来世ではもしかしたら深い繋がりの人間になるかも?
前世来世なんてものは本当にあるのか定かでないけれど、袖振り合うも他生の縁と言うしほんの微かな縁の人とも知らぬ内に再会して、また別れているのかもしれないと思うと不思議なものだ。
この場もきっとそうだ。一度すれ違うだけの人も多い。
それでもその縁を楽しみたいものだと私は思う。
それでは…またね!
また来世。
2025.3.31『またね!』
嬉しい時
笑い過ぎた時
悔しい時
悲しい時
寂しい時
痛くて堪らない時
色んな時に涙が目から溢れ出る。
つい最近のことだが、少し離れたところに住む両親の元へ遊びに行った。
穏やかでいて満ち足りた数日を過ごしてから我が家へ帰るために電車に乗り、車窓から田舎風景を眺めていると鼻の奥がつーんとし始め、次第に目頭が熱くなり気付いたら温かい液体が目から次々と溢れ出した。
年甲斐もないが、日常に帰るのが嫌で、幸せなあの空間にまだいたくて、離れるのが無性に寂しくて…。
残された時間はきっと長くないと思うと二人と過ごす時間が足りない。まだまだ一緒にいたい。
大切な人を思って流す涙はきっと良いものだと思うので、たまにこうして泣くことくらい許されるだろう。
とは言え、次涙を流す時は幸せな涙がいいなぁ。
2025.3.30『涙』
美味しいものを食べた時、私は幸せな気持ちになる。
「あ〜幸せ!」としみじみ思うことは少ないが、なんとなく満たされた気持ちになるのだ。
今日も客人から差し入れでいただいた桜餅や焼き芋を食べたが、ほんのりと心地よい気持ちになった。
春の暖かさを感じながら桜餅を食べるなんて…これぞ小さな幸せなのではないだろうか。
大きな幸せはそうそう感じるものではないし、小さな幸せも意識していなければ感じ取ることはないだろう。
どうせなら毎日幸せを感じて生きたいものだ。
明日も明後日も小さな幸せをたくさん見つけながら少しでも良い毎日を生きていこう。
2025.3.29『小さな幸せ』
冷たい冬が終わりを迎えとうとう春がやって来た。
暖かな…いや、少し暑いくらいの日差しが降り注ぐ。
つい先日まで春の嵐もやってきて、咲いたばかりの花が散ってしまったのではないかとドキドキしたものだが、どうやら無事に耐えてくれたらしい。
桜が咲いた。
まだ三分咲きから五分咲きというところだろうか?
春爛漫というには後もう一息かもしれないけれど、待ち望んだ日本の春がやって来たのだ。
こうして新たな季節を迎えられる事を本当に心からありがたく思う。来年もその先も平和な春を迎えたい。
今年の夏が正念場だと思う。
移民政策を本気でやっていかねば、もう侵略が完了してしまう。
そのことに全ての人が気付いて自分たちの生活を守るため、行動できるかどうかにかかっている。
私は愛する日本を守りたい。一人でも多くの人が同じ気持ちで前を向けたら嬉しいと…ただ心からそう願うばかりだ。
2025.3.28『春爛漫』