じっとしていられずに
わたしは
ただひたすら雪を待つ
雪の綺麗さや美しさは
華やかな気持ちになり
せめて
クリスマスイブから
クリスマスまで
この2日間限定で
降ってほしいと願っている
せめて
ロマンティックな
気持ちになりたい
好きなひとに
真っ白な優しい雪に
願いを書いて届けたい
もし
雪の妖精がいるならば
わたしはお願いをしたい
聖なる溶けない
輝かしい雪を降ってほしいと
毎日のように
わたしはお願いをした
来る日も来る日も
毎日お祈りをした
願いは通じたのか
見事に
クリスマスイブに
雪が降り続き
クリスマスまで
雪を降ることができた
なかなか
雪が降ることのない季節
雪を待つことは
運命的や偶然
そして
奇跡的に起こること
それは
人生においての
はじまりかもしれない
イルミネーションの
美しい日々は
ずっと永遠のまま
時間だけは過ぎ去ってゆく
イルミネーションの輝かしさに
愛するひとと
最上階から見下ろすだけで
まるで
ふたりで
ミニチュアを作ったかのように
楽しく幸せなひとときを味わった
きらめく夜は
華やかで
美しい街並みの中を
愛するひとと歩くだけで
華やかさが生まれ
ロマンティックな雰囲気が映る
ショーウィンドウは
ふたりを映し出される
魔法の透明ガラス
それは
昔の恋愛映画の
ふたりを演じて
ずっとこのまま
美しさと綺麗さを散りばめながら
すべて
ふたりの心の中に閉じ込めたい♡
イルミネーション
寒い季節の中で
温かみを感じ取れる物語は
ふたりの愛よりも
遥かに
長時間
電気の数よりも優れているから
愛を注いで
美しいグラスに注ぐ
あなたの愛♡のワインを
わたしは
ゆっくりと味わいながら
飲み干す
わたしはワインを
あまりに美味しく
飲みやすいせいで
飲み過ぎたかもしれない
ふとあなたを見た瞬間
美男子に見える
目をこすってよく見ても
やはり美しい
あなたは
こんなにイケメンだったのか
まるでホストクラブで
飲んでいるような感覚
わたしのことを姫と呼び
丁重に扱ってくれる
わたしはすっかり
夢心地な気分で
とても気持ちがよい
さらに
酔いが回り
さらにキラキラと
あなたは輝く流星のようで
もしかしたら
わたしが全く
知るはずのない
若き日のあなたかもしれない
これは夢?
いやこれは半現実
若き日のあなたに出逢えて
なんて素敵なひとなんだろう
時間を忘れるほど
あなたと楽しく
会話をすることができた
幸せな時間よ
ありがとう
わたしの一生の
忘れられない1日となった
愛を注いで
あなたの愛のボトルの中に
わたしの若き日の愛を入れた
今度は
あなたが
若き日のわたしを
見て堪能する番よ
楽しんでほしいと願うよ
お互いの
心と心とが
透明ならば
本当の姿を
見ることができる
鏡に照らされるように
真実が映し出させる
本当のふたりの
心の姿によって
はっきりと証明させる
あなたの心の中は
嘘偽りもなく
心の汚れもなく
とても鮮明で綺麗
まるで透明のグラスを
毎日何十年も
磨き続けてきた結果のよう
あなたの性格だから
厳しささえも
とても良い特徴がある
心は純粋で
実際に心に
触れることができるのなら
どんな感情に
目覚めてゆくのだろう
心と心は繋がっている
がっちりと絆に結ばれた鎖のように
意図と簡単に解けるものではない
心と心から手と手に繋がり
ずっと最期のときまで
これからも一緒に
未来に向かって歩いてゆく
何でもないフリを
急にきみの反応が見たくなって
早速やってみることにした
どんなサプライズをしようかな
楽しみ♡
学校の授業中に
きみの背中に
ちょんちょんってする
きみが好き♡なのに
ちょっかいをかけたくなる
きみが振り返ると
わたしは
「何でもないよ」と
きみは
だったら
「用もないのにやるなあ」と
ちょっと怒り気味
きみは冗談で怒っているのが
わたしにはすぐにわかる
きみは面白いから
またちょっかいをかけてみる
今度は先ほどと違うことで
背中にバカと書いてみる
わたしは
心の中で笑う
きみは
くすぐったいみたいで
また後ろを振り返る
きみは
もうやめろよ何か用か?
わたしは黙って
黒板に書かれたことを
ノートに写している
何でもないように知らんぷり
しばらくして
今度はきみに
びっくりさせることをしてみる
背中に
大好き♡♡♡♡♡と
書いてみる
すると
きみはさすがに
背中が激しく揺れて
机が倒れてしまった
クラスのみんなが
びっくりしたみたい
先生が
お前は授業中に
「何をやっているんだ」と
怒られてしまった
きみは
わたしのせいにして
わたしたちは言い争いをして
ふたりで怒られてしまった
授業が終わると
わたしはきみに呼ばれた
俺の背中に書いたことは
本当のことなのか
ハートマーク♡が
たくさん書いていた気がするけど
どうなんだ?
わたしは
わざとらしく
「何でもない気のせいじゃないの」と
笑いながら言葉にした
きみは少し残念がっていた