もうわたしの人生は
何もかもすべて終わりだ
惨めな人生だったなあ
だから
このまま
わたしは
どこまでも
落ちていこう
そうすればきっと
わたしは天国じゃなく
100%地獄行き決定だなあ
さよなら
目をとじて
飛び降りた
落ちてゆく
落ちてゆく
どこまでも
落ちてゆく
きっとわたしは
そのまま
意識を失い
死ぬことになる
しばらくしても
まだ意識はある
わたしはただ
下をだけを見ている
あとどれくらいで
下に落ちるのだろう?
わたしは
本当に
死んでもいいのだろうか?
恋愛に騙され
多額の借金もした
事業に失敗し
多額の損害が出てしまった
もう生きていても
どうすることもできない
だから
わたしは
己の責任を取り
自殺をすることにした
わたしは嘘をついてしまった
責任じゃなく
逃げただけだ
もし
生きているのなら
この逃れられない
責任をどう
償っていけばいいのだろうか?
また
チャンスはあるのだろうか?
色々と考えているうちに
まだ下にはついていない
あれから
一週間ほどで
ふと目が覚めた
いつの間にか
意識を失っていたらしい
あのとき
わたしは
飛び降りたはずだ
どうして助かっているんだ
わたしは
やはり
いちからすべて
やり直したいと
考えてを改めることにした
数えきれないほどの
かなりの年月を迎えてしまったが
多額の借金は
綺麗さっぱりにすべて完済をした
どう返済したのかは
秘密にしておこう
お味噌汁みたいに
美味しい夫婦になりたい
それが
わたしたちの夢である
いつまでも
最期のときまで
見守りながら
一緒にいたい
結婚してから
夫婦となり
もうあれから
何十年になったのだろうか
まるで
壮大なふたりの恋愛物語のような
美しい日々を毎日楽しんでいる
たくさん
苦労をかけたり
苦労の連続だったけど
それでも
わたしたちは
お互いに乗り越えてきた
わたしが作る
お味噌汁は
あなたは
一番美味しいと
食事のときに話す
感想を述べ
褒めてくれる
ときには
ダメ出しをしたり
わたしの自慢と言えば
味噌汁をあなたは
絶対の自信を持って話す
あなたはときどき
このようなことを話す
俺の遺言は
俺の仏壇に
わたしの
お味噌汁を供えでほしいと
よほど
あなたは
わたしのお味噌汁を愛してくれた
人生で最傑作のお味噌汁を
あなたに飲ませてあげるね
だから
まだあなたは
この世から居なくならないでね
これからも
ずっとふたりで
生きていきましようね
人生という
一度きりの選択によって
ほぼ運命が決まってしまう
恋愛においても
独身と結婚は
どちらが幸せになれるのか
実は難しい
独身の場合は
自由に生きて
好きなことだけやって
気楽に人生を過ごす
自分で稼いだお金は
自分自身で自由に使える
結婚した場合は
あまり自由がなく
家族との時間を大切にし
子供の養育費に
貯金をしなければならない
独身と結婚は
メリット・デメリットは
両方において
もちろんあるが
ひとりが好きなら
独身
毎日が誰かのそばにいて
楽しい時間を過ごしたいのなら
結婚
これから先の
わたしの人生の選択は
なかなか難しい
時間はまだ余裕がある
友人たちは
結婚したら
楽しいとか
もうひとりの友人は
やっぱり
ひとりで気楽の方が楽しいとか
意見が全く違ってくる
じゃ、わたしはどうなの?
どうすればいいの?
それは
自分自身の問題だから
じっくりゆっくり
考えて結論を出してみよう
ずっとわたしの
心の中で
生き続けてゆく宝物
それは
小さな頃から
何よりも大切な
ぬいぐるみ
街のデパートの
おもちゃ売り場に行き
そのぬいぐるみに
触った瞬間
一目惚れて
生まれてはじめての
お小遣いで買った
わたしはすごく
大喜びして
お家に迎え入れた
お名前何にしよう?
やっぱり
可愛い♡お名前にしよう
ぬいぐるみを
なでなでしながら
わたしは考えこんだ
それから
一緒に遊んだり
お風呂にも入れたり
一緒に
眠ったり
まるで
本物のペットと同じように
一緒に過ごした
愛情が湧いてしまえば
もうずっと離したくはない
大人になった
今でも
わたしにとっては
とても大切にしている
今では
悲しいときも
辛いときでも
自然に抱きしめてしまう
そして
泣いてしまう
少女だった
あの頃のわたしは
そのようなことは
しなかったけど
大人になってから
癒やされたい
ただそれだけだった
どんなに
汚れてしまったり
それが
たとえ
ボロボロになっても
糸がほつれても
人生の最期まで
わたしは
愛してゆく
宝物は
永遠に
失ったりはしないから
キャンドルの炎に
揺らめきながら
心はあの日の出来事に遡る
キャンプファイアをした日
好きな女の子と一緒に踊った
僕はキャンプファイアのように
激しく恋♡をしていたんだと思う
それはもう
衝撃的な初恋決定
もし週刊誌なら
見出しに
電撃スクープとして
目立った一面になるだろう
女の子の手をはじめて握った
とても優しい手のぬくもり
小さな手をしていて可愛い♡
僕には妹はいるけど
なんだか
とても不思議なことに
妹?みたいな変な感じになる
なんだか混乱しそう
女の子を意識することも
すべてが
はじめての経験
未経験ばかりで
何かが芽生えはじめてくる
これが恋♡というものなのだ
恋♡って魔法みたい
好きになると
魔法にかかって
その通りになってしまう
僕が僕でなくなるみたい
女の子に恋♡しはじめて
僕は恋♡の虜になってしまった
キャンドルの光は
忘れていた恋の記憶を
蘇らせてくれる
忘れないよ
あの女の子は
僕にとっての
恋の光♡