"落下"
どうしてこんなことになってるんだっけ?
逆さまの街を見ながらわたしはポツリと呟いた。
人からお金をたかったから?
気に食わないやつを虐めてたから?
軽い冗談で階段から人を突き落としたから?
友達の彼氏奪ったから?
さっきは…あ、そうだ、
いつも虐めてるやつから屋上に来てって言われたんだっけ、
こんなこともうやめよう、とかなんとか言ってたような、
そのあとあいつが私にハサミ向けてきて…
ああ、柵が壊れてるところから足滑らしたんだ。
私、このまま落下して死ぬんかな、
あいつが最後なんか言ってたな、なんだったっけ
……『ざまあみろ』
"好きな本"
私は本が大好き。
ノンフィクション、ホラー、ミステリー、恋愛…
いろんな本が好き。
本は私をいろんな場所へ連れて行く
その場にいるような臨場感やワクワク感を味わえる
本が好きではない人もいると思う。
まず自分のお気に入りの本を一冊見つけよう。
あなたの好きな本は何ですか?
"正直"
『なあ、背中タグ付いてる』
『歯になんか付いてるよ』
『その髪型似合ってないかも…』
全部、正直に言いますか?
言ってもいいことと、よくないこととあるけど、
その判断って結構難しい。
そこの判断ができていれば、
今頃もあの子と仲良くしてただろう。
"透明"
俺はいつからか、透明になれる能力を
手に入れたらしい。
周りの奴らも俺に一切気づかない。
声も聞こえないらしい。
前までいじめられていたが、
この能力のおかげで俺をいじめていた奴らに
仕返しができる。
あいつらの頭に水をかけても、
大声で悪口を言っても怒らないどころか
気付いていない。
俺はこれからあいつらに支配されない
高校生活を送るんだ
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『なぁ、あいつを無視するゲームやめね?』
「それなー、あいつこっちが気づいてないのを
いいことにいろいろやってくるんだから、」
「あれ絶対気づかれてないのを楽しんでるよな」
『ほんと、無視するとかめんどいわー』
"理想のあなた"
『君の為ならなんでもするよ』
あなたは私と付き合い始めた頃そう言ったよね。
だからあなたには私の理想の恋人になってもらうの
仕草や癖
性格
顔、スタイル
私生活や予定まで全て私が管理して育てていく。
理想のあなたに近づくにつれ、私の愛も重くなる。
後悔してももう遅い。
私の理想からは逃れられない。
死ぬまで理想の恋人でいてね。