Mihu

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5/21/2024, 11:49:10 AM

  "透明"
 俺はいつからか、透明になれる能力を
 手に入れたらしい。
 周りの奴らも俺に一切気づかない。
 声も聞こえないらしい。
 前までいじめられていたが、
 この能力のおかげで俺をいじめていた奴らに
 仕返しができる。
 あいつらの頭に水をかけても、
 大声で悪口を言っても怒らないどころか
 気付いていない。
 俺はこれからあいつらに支配されない
 高校生活を送るんだ



………………………………………………………………

 『なぁ、あいつを無視するゲームやめね?』
 「それなー、あいつこっちが気づいてないのを
 いいことにいろいろやってくるんだから、」
 「あれ絶対気づかれてないのを楽しんでるよな」
 『ほんと、無視するとかめんどいわー』
 

5/20/2024, 12:00:10 PM

  "理想のあなた"
 『君の為ならなんでもするよ』
 あなたは私と付き合い始めた頃そう言ったよね。
 だからあなたには私の理想の恋人になってもらうの
  仕草や癖
  性格
  顔、スタイル
 私生活や予定まで全て私が管理して育てていく。
 理想のあなたに近づくにつれ、私の愛も重くなる。
 後悔してももう遅い。
 私の理想からは逃れられない。
 
 死ぬまで理想の恋人でいてね。

5/18/2024, 10:34:48 AM

  "恋物語"

 誰だって恋をしていいじゃない。
 恋の力って結構すごい
 16年間芋女だった私もたった一回の初恋で変わった

 その人を目で追う
 その人の好みの女子になろうとする
 その人との共通点を探す
 その人と勇気を出して話してみる

 友達にインスタも教えてもらった
 メイクも挑戦した
 用事もないのにその人のクラスに行った
 そのおかげか、お互いにからかいあえるほど仲良くなった
 映画にも誘われた
 あの人と付き合えたらと毎日思っていた
 何度も告白しようか迷った

 でも、全てが理想通りにはいかない。
 その人は自分よりはるかに可愛くて、おしゃれで明るく、全てが揃った女の子と付き合った
 その報告を一番最初に私にした
 表面では笑顔で応援した
 けれど、胸が握りつぶされるように痛かった
 片思いって儚くて思う以上に脆い
 思い返せば、私はずっと告白されるのを待っていた
 友達に背中を押されても、あと一歩が踏み出せなかった

 

 私が勇気を出して告白していたら
 あの人の隣に居れたかな
 

5/17/2024, 12:33:18 PM

 "真夜中"

 『ねぇ、明日さ、裏山の洞窟入ってみない?』
ホームルームが終わった後に紗奈が話しかけてきた。
 「えー、あそこ出るって噂あるじゃん…
  この間も近くで一人行方不明なってたし…
  私そういうのマジ無理だから」
 『大丈夫!他の子も誘うし、5〜6人で行こ!』
 (まあ、大人数ならいいかな…)
 「怖いけど、みんなで行くならいいよ、」
 『じゃあ明日の21時に校門に集合ね!
  親には内緒にしといてね!』


 次の日
 『あ!来たよ!もう、遅いよー』
 「ごめんごめん笑」
 (やっぱ怖いな、断ればよかった…)
 「ここってな、高校生の霊が出るらしいよ」
健斗が洞窟の奥を指差しながら言った。
 『ねぇーやめてよー、怖いじゃん』
そんな話をしながら洞窟の奥まで着いた。
しかし、霊は出ず、何も見当たらなかったので帰ろうとした時、ゴッという鈍い音がした。
視界が歪み、体が地面に叩きつけられた。
頭が生ぬるく湿っている。
横を見ると、みんなが私を見下ろしていた。
その顔は笑っているように見えた。健斗は大きな岩を持ちながら何か叫んでいた。

意識が朦朧としていく
呪いがかかったのか、元から計画されていたのか、
私にはもう考えられなかった。

5/16/2024, 11:33:36 AM

"愛があれば何でもできる?"

愛があってもできないこともある。

もし、あなたが家族でも恋人でも、愛してる人に

 『・・・私を愛してるなら、死んで?』

って言われたら分かりましたって言えますか?

愛してるだけでは
この世の全てができるわけではない。

でも、愛がないとできないこともある。

何かの原動力になって、体のどこからか
不思議とものすごい力が出てくる。

"愛があれば何でもできる"ことはないかもしれないけど、愛のおかげでできることもあると思う。

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