「冬晴れ」
忘れていた
僕が思いを寄せている人は
まだ若いんだ
気づきたくなかった
この恋は実るにはまだ早いことに
知りたくなかった
お前が俺をしたってくれている理由を
怖いんだ
年の差は8歳
8年もあれば君の考えは変わるだろう
待っててもいいのかな
久々に本気で幸せにしたい人に出会えた
天気は快晴なのに
気持ちが晴れない
関係上誰にも相談できない
だって相手はいとこだから
お前を女として本気で愛してる
「日の出」
他人の目なんて気にしない
俺が好きな子が
俺を好いてくれている
それ以上は必要ない
年の差はある
でもそれだけだ
俺を軽蔑するのは別にいい
でもあの子が俺に向けている気持ちを
踏みにじることは許せない
自分たちの価値観を
あの子に押し付けるな
それ以上
何も言うな
「大空」
嫌なことがあった時
考えるのが大変になった時
日々の生活に疲れた時
ふと上を見る
夜でも昼でもどちらでもいい
見上げてみる
そうするともちろん空がある
でもいつもより大きく見える
僕はこんなにも小さいのに
世界はこんなにも大きい
生まれた瞬間から
誰しもが奴隷だ
他人の生活は理解できないし
自分が正しいとどこかしらで思ってる
同じところがひとつあれど
どこかは違う
他人のことを思える人達が
増えてくれればいいのに
そう空に愚痴をこぼす
返事は無いけど
風が吹く
みんな頑張ろう
僕は一日を生き抜くのが精一杯
僕より劣悪な環境の人がいるのは知っている
でも僕も辛い
お前より辛い人がいるから頑張れ
そう周りから言い聞かされた
じゃあ頑張らなくていい
最後の一人は
どれほど辛いの
教えてよ
「寂しさ」
いるよ
すぐそばだ
隣かもしれないし
後ろかもしれない
見えないよ
隠れてる
君がバカやらないように
君がひとりぼっちにならないように
感じるだろ
すぐそばだ
「仲間」
僕にないものを持っている
僕ができないことが出来る
みんなに無いものを僕は持っている
みんなが出来ないことを僕はできる
助け合える
それが仲間
それ以上でも
それ以下でもない
何かを共に乗り越えられる
それだけでいい