真澄ねむ

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2/5/2025, 6:17:30 PM

 彼がくれた花束を、綺麗だと褒めたら、毎年毎年節目節目にくれるようになった。段々と洗練されてきていて、今では彼の花束を持っていると羨望の眼差しを受けるくらい。

2/5/2025, 6:14:44 PM

 どうかわたしにやさしくしないで。わたしにはあなたにやさしくしてもらえるような資格なんてない。そんな価値のある人間じゃない。

2/2/2025, 5:10:01 PM

 彼の部屋を片付けていると、箪笥の引出しから手紙が出てきた。
 宛名は書かれておらず、封もされていない。灯りに透かしてみたけれど、便箋が濃い色をしているためにその中身は伺いようがない。
 いけないことだとは知りつつも、封筒から便箋を取り出した。
 やましい気持ちがあったわけではない。誰宛の手紙なのかを知りたかっただけなのだ。

2/2/2025, 5:04:35 PM

また会えたらいいなと思って、ばいばいと手を振った。

2/2/2025, 5:00:47 PM

あなたはいつも何かに駆られるようにして先を進んでいるけれど、いつだってわたしに何かがあったときは立ち止まってくださる。それだけでわたしは充分です。

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