No name

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8/22/2024, 4:25:09 AM

荷物なんか、現実なんか、不安なんか

投げ出して鳥のように飛んで行きたくなる時

がある。

ひるなかの清々しいセルリアンブルーに風を切り

夕暮れ前の、この世のきれいを全部詰め込んだペールトーンに漂い

黄昏時の、紺碧とブラッドオレンジの交わるところを目指して

匂いの濃い夜に頬を撫でられ

まだ少しひんやりしている朝の空気に抱かれながら、

水平線で紅く萌える生まれたての朝日を、茶透明の瞳に閉じ込めたい。

8/20/2024, 3:40:19 PM

「さようなら」って「左様なら」って書いて

そうならないといけないのなら、

お別れしないといけないのなら、っていう

潔いあきらめの言葉なんだって昔読んだ本に

書いてた。

時計の止まったあなたのからだに触れている

手を離して、こうじゃないといけないなら

なんて諦められる筈がないのに。

         「さよならを言う前に」

8/19/2024, 3:02:02 PM

夕方の空模様は毎日違う顔をしている。
紺碧と真紅のカクテルの時もあれば、
思わず瓶に閉じ込めたくなるような水色やピンク、紫のパステルの時もある。
毎日そんな夕空を眺めると今なら空、飛べるかもって思う。
その時間がとても愛おしい。