MZRYA−I'm little cat.

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4/27/2024, 10:41:04 AM

生きる意味


いつかの僕は、悩みに悩んで
苦しみから開放されたくて、ずっと
いつか"人生"から解放されることを夢見てた。

でも、見てしまった。
観てしまった。
息を呑んでしまった。

キラキラしてた。
僕の人生は一変してしまった。
もちろん、いい意味で。

それから依然として僕は
彼らを、"彼"を、追い続けた。

僕は知ってしまった、コレが"恋"だと。
僕は知ってしまった、コレが"愛"だと。

好きを伝えたい。好きを教えたい。
僕は君を"愛して"いる。

生きる意味。
いつかの僕に教えてあげたい。
僕は、"わたし"は生きる意味を見つけたよ。

4/23/2024, 9:36:05 AM

たとえ間違いだったとしても


呻き声が無骨なコンクリートに反響して
息が詰まりそうなほど暑い空気が脳を這う

苦しそう。
でも、もう我慢出来ないんだ。

たとえこれが倫理的にアウトでも
周りから見て引かれるようなことでも
自分にとってはコレが最善なの。

もっとあなたの声が聞きたくて
口元を覆う布を外す。
憔悴しきった様子で

私に問いかけた。
「───、──────」

4/16/2024, 11:02:57 AM

夢見る心

「君は、夢を見たことは有るかい?」

眼の前の熊のような体に
ファンシーな色をした生物はそう言った。

「……なんで?」
「なんでって!そんなの決まってるよ。
僕らも夢が見たいからさ!」

ぬいぐるみのような手足を"もそもそ"と動かし
開ききらない瞼を動かしている。

「一応聞くんだけどさ、お前は"あの"獏なんだろ?」

現れると悪夢を食べてくれる。
でも、"この"獏はいい夢を食べていく。
そういう噂。

「?"どの"獏だい?それより、僕の質問に答えてよ。」
「夢を見たこと有るかってやつ?」

枕元に居座る"それ"はいつでも
お前の夢を食べてやるとでも言いたげだ。

「なんで答えなきゃいけないの?」
「言ったじゃないか、僕も夢が見たいんだ。」

NPCのように同じ言葉を繰り返す。
まるでゲームの世界だ。コレも夢?

「もう一度言うね、"君は"、夢を見たことは有るかい?」

4/9/2024, 10:28:46 AM

誰よりも、ずっと

"努力の男"
巷じゃそう言われている。

眉目秀麗な彼は
今日も脇目もふらずに大剣を振るう。

聞けば小さい頃の憧れだった
騎士団に入れたんだとか。

もともと身体が弱かったくせに
いつの間にかあんな偉業を成し遂げるまでに成長して

でもあいつは、何処か遠くを見やってる。

周りが何度となく
褒めたり、貶したりしてみても

いつも何処か遠くを見てるんだ。

多分、誰よりもずっと
情に厚いだけの男なんだろう。

4/7/2024, 11:42:57 AM

沈む夕日

例えば、君の目が好きだ。
真っ赤に燃えてるように見えて
本当に"触れたら火傷"するかもしれない。

ここは地下だし、例えるものは
こんな安っぽい炎しか思いつかないね。

でも見て、空と雲と太陽、それから月。
うちにあった白石で書いてきたの

本で読んだよ、太陽は眩しいから白いけど
時間が経つと赤くなって海に潜るんだって。

だから多分、君の目は炎と太陽の色だ。

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