5/25/2023, 12:31:15 AM
あの頃の不安だった私へ
成人して、就職も決まった。
大学に通って、バイトしてたときより
とてつもなく忙しい。
目まぐるしく過ぎる時間に
とても充実した暮らしが垣間見える。
高校の時の不安は何処へやら
忙しく働いて
休日はある程度好きに過ごせる。
仕事はとても楽しい。
つらいときもあるけど
好きなことを仕事にしたぶん
頑張ろうと思える。
未来に飛んでくる過去の自分が驚くぐらい充実してるよ。
不安を持ってるからこそ
充実できたんだと思うよ
これからも不安と一緒に
進もう
5/23/2023, 1:08:53 PM
逃れられない呪縛
目の奥から
じわじわと真っ黒い闇が
這い上がってくる
もう足の付け根辺りまで
侵食されて
動くことすら敵わない
声も出ない
そもそも周りは
真暗闇で
人が居るかもわからない
心臓の辺りが冷えていく
また、忌み子
5/21/2023, 11:14:10 AM
透明な水
傘を差して
鬱蒼と繁った森の中
遠くにある廃墟
かつて立派な洋館だった
窓から止め処無く
透明な何かが押し進んでくる
決して足を踏み外さぬようご注意を
足を取られて帰れなくなりますから
5/18/2023, 1:56:31 AM
真夜中
暗いと顔や服装など何もかもが判別できなくなる。
もしかしたら
愛しいあの人の声で 愛してる と
憎いあいつの顔で言っているかもしれない。
美しく可憐な天使の中に
醜く恐ろしい悪魔が入ってるかもしれない。
血に塗れた恐ろしい吸血鬼
協会で祈りを捧げる神父
それらのどちらが恐ろしいのか
……話が脱線してしまったね。
ねぇ、君等は俺の話を聞いてどう思った?
…………なんにせよ、もう、手遅れだろうネ。
こんな時間に俺の話を聞こうとした時点で。
5/16/2023, 8:21:19 AM
後悔
手。
夏祭り。
真っ黒な目。
清潔な匂い。
目の前に居たのに
のばせなかった。
煙の匂い。
真っ赤な髪。
横断歩道。
足。
潰れた靴は
それとなく
自分のしでかした事を
大きく
肥大させた。