流れ星に願いを
真夜中。
都会の空は星など見えない。
代わりに地上にはこれでもかというほどの
蛍光灯とLEDライトの光が瞬いている。
いつかに見た願い星。
さらさらと流れる筋たちの夜。
車のランプが駆け抜けていく。
似ているのにどこかが違う。
この流れていく地上の星たちには
いくら願っても
私の思いは聞き届けてくれないんだろうな。
ルール
人に悪口を言っちゃいけない。
「ヤバイ」って言葉、どっちの意味にも取れるけど使っちゃいけない言葉?
他の人たちに迷惑をかけちゃいけない。
怒ったり怒られたり、泣いたり泣かれたり、生きてると他人に迷惑ぐらいかけるじゃん。悪いの?
遅くまで起きてちゃいけない。
大人の人は夜遅くまで仕事をしている。たとえ勉強だとしても駄目なの?
生き物を無闇に殺したらいけない。
生きるのに必要なことなんだ。なんで人間は駄目なの?他の動物はいっぱい殺してるじゃん。
自分を傷つけたらいけない。
どこからどこまでがいけないの?彫刻刀で指を切っちゃった。サッカーで転んで、頭を打った。高いとこから飛び降りて足をひねった。
何が必要で何がいらないのか。
ルールってそんなに必要?
今日の心模様
キラキラ
ふわふわ
しあわせなきもち
いつもとはちがうゆったりしたきもち
ずっとあったかくて
ころころころがる
かわいくて
あまいおかしもいっぱいあるよ
またここにきたいな
またあした
たとえ間違いだったとしても
後悔はしない。
たとえ周りの奴らに
貶されようと
嘲笑われようと
自分の決めたことだ。
護り切ると決めた。
この選択が周りから見て間違いだったとしても
自分にとっては最善だったんだ。
たとえ自分に益がなくとも
あの子が笑っていればそれでいい。
たとえ、自分の未来が消えることになっても。
何もいらない
「君さえ居れば何も要らない」
幼い頃はそんな台詞に憧れた。
そんな台詞を言われてみたいと思ってた。
でも、そんなのは体のいい子供騙しで
いつかに観たドラマの純愛とはほど遠かった。
王子様、おうじさま、
いつか白馬に乗って迎えに来てくれるんだと
信じてやまなかった頃に戻りたい。
初めて好きになったあの子のこと
あれはまさに純情だった。
あの頃に戻れたら
好きな気持ちを伝えられてたら
なにか変わったのかもな。
「君さえ居れば何も要らない」
そんな気持ちが自分の中にもあったこと
それは紛れもない事実だった。