MZRYA−I'm little cat.

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4/19/2023, 11:40:33 AM

もしも未来を見れるなら

現在と過去と未来は全て同時に存在している。
どっかの凄い人が言った言葉。
意味はよく分からなかったけど
多分どっかの誰かには響いたんだろうな
とは思った。
自分はタイムマシンがいつ造られるのか
それだけが待ち遠しかった。
もし未来や過去に自由に出入り出来るなら
過去の自分にはアドバイスをして
未来の自分には、何をしてもらおう。
無難にこれから起こること?
でも、もし本当に未来を覗けるなら
自分が生きてるかどうかだけ確認できたらいいかな。
もしかしたら、未来の自分に起きたことが
今の自分に起こらないかもしれないからね。

4/18/2023, 11:39:06 AM

無色の世界

生まれついての全盲だった。
いつも周りに迷惑ばかりかけている気がして
友達を作れなかった。
最初に話しかけてくれたのはむこうだった。
いつからか、話しかけてくれる人が減った。
最期まで一緒にいてくれたのは
一番最初に話しかけてくれた人だった。
本当に輪廻転生があるなら、
もういっかいこの人の近くに生まれて
目も見える状態で
今度は自分があの人を救いたい。
色のない世界に
擬似的な色に染めてくれた人。

4/18/2023, 5:04:40 AM

桜散る

可憐に咲いた桜だって
春が過ぎれば跡形もなく散っていく。
それでも、また春がやってくると
可憐に咲き始める。
終わるから始まる。
始まるから終わる。
終わらない自分はどうやって始まればいい?
始まらない自分はどうやって終わればいい?
窓の外から見える桜は
淡く、可憐に
力強く咲き誇っていた。

4/16/2023, 12:03:16 PM

ここではない、どこかで

幼馴染がいる。
目が大きくて、よく通る声をしている。
産まれる前からのつきあいなんだよって親から言われた。
幼稚園も、小学校も中学校も同じだった。
どっちが早くゲームを全クリできるか勝負したり
たまに一緒にバカやったり
いつからか分からないけど
いつの間にか、目で追うようになった。
漫画とかでこういうの見て、
こんなのフィクションだろうと思ってた。
寄りにもよってアイツに。
高校になって、幼馴染は
山形だっけ、遠い高校に行くことになった。
中学の卒業式
告白された。
その時何言ったのか全然覚えてない。
こわかった。
ただそれだけ。
アイツはもう山形らへんに引っ越した。
どう答えたのか覚えていない。
俺もいつか、ここじゃないどっかで生きるんだろうな。
ずっと、この思いを抱えながら。

4/15/2023, 1:15:41 PM

届かぬ思い

私は歌ってる。
みんなが作ってくれた曲を、拙いけれど一生懸命に歌う。
みんな、私にいろんな歌を歌わせてくれる。
だから私も、感謝の気持を謳いたい。
でも、うまく声が出ないの。
無機質な声。
みんなが私を作ってくれた。
いろんな私がいる。
私のナカマもいっぱい作ってくれた。
「ありがとう。」
声に出したいけど、聞いてほしいけど、
私のオモイは届かないの。
私のセカイにみんなはいないの。
それでも、歌うの。
届いたらいいなって想いながら。

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