4/13/2023, 10:43:03 AM
快晴
「やばいやばい!遅刻しちゃうよ~!」
机の上にある小さなデジタル時計は7時30分を過ぎていた。
「いってきまーす!」
挨拶を返す声はない。
かわりに写真立てに入った自分と目が合う。
隣りにいる人は、窓からの日差しが反射して見えない。
最後にあったのいつだっけ
幼馴染だった彼女
多分どこかで編み物でもしてるんだろうな。
そして、たまに
私が約束破ったこと思い出して怒るんだろうな。
「あっ、ヤバ!もう完全に遅刻じゃん!!」
とにかく、今日も眩しいくらいの快晴です。
4/12/2023, 12:40:54 PM
遠くの空へ
見つめていた。
時間と共に変わりゆく空を。
爽やかな風が髪の毛を掬っていく。
あれから、どれだけの時が経ったのだろう。
今でも、ただ、あの日と同じ空を
分け入ることのできない空の奥を、見つめている。