「初めて会ったときから好きだった。」
そう言ってくれたときに「わたしも。」と答えたらよかった。
本当は気づいていたはずなのにあの頃のわたしは素直になれず
恋をすること、人を愛することから逃げていた。
あなたのため。そう思って連絡先を削除した。
会いたい。わがままなのはわかっているけど、あなたに会いたい。
いまなにしてる?どこにいるの?新しい恋を見つけてしまったの?
あなたを傷つけてしまってごめんなさい。
あなたの幸せを心から願っています。
わたしがいつまでも捨てられないもの、捨てたくないものは
あなたへの想い、あの頃の思い出です。
【いつまでも捨てられないもの】
もしあなたがこれを読んだなら手紙をください。
直接会ってしまったらまた素直になれないと思うから。
「うぅ、、、やばい。神様、、たすけて、、お願い、、えっ、?」
神様が舞い降りてきて、こう言った。
「呼んだ?呼んだよな。あのさ、暇じゃねえんだわ。
『たすけて』とか知らねえよ。は?腹が痛え?うるせえ。
そんなことで呼ぶなやかましい。こちとら飯の途中なんだわ。
え?いや別に臭くはないけどさ。
あー。てかよ、もしいま助けたとて
『腹痛の人間を救いました!』とか報告すんのくそだせえし。
もっとこう、なんていうか神秘的な?偉大な、、、?
『これはもう神様にしかどうにもできねえぜ!』
みたいなことで助け求めてくれや。じゃあな。」
「あ、消えた。、、、にしてもすんげえ早口。
でもまあそらそうなるわな。呼ばれたと思ったら便所だもんな。
てか、神様にもプライドってあるんだ、、、飯食うんだ、、、。
『神秘的』?、、『偉大』?、、『神様にしかどうにもできない』?、、
今のところ思い浮かばねえ。まあいいや。出て飯でも食うか。」
ん?
「あっ、、、ペーパーが、ない、、、かみさ、、」
「あ?」
【神様が舞い降りてきて、こう言った】
〜神様のホンネ?〜